沖縄出身のお笑いコンビ『スリムクラブ』。超独特のスローテンポの漫才、コントが人気で、2010年には『M-1グランプリ』で準優勝を果たした実力の持ち主でもある。

 そんなコンビのツッコミ担当の内間政成(46)が今回、初の著書を上梓した。大人気MCの東野幸治(55)が「そんなこと考えてたんだ! おもろいやっちゃ!」と帯にコメントを寄せる単行本のタイトルは『等身大の僕で生きるしかないので ~さらけ出したら、うまくいった40の欠点~』(ダイヤモンド社)。

“欠点”がウリになっているような斬新な本。表紙の妙にマイルドな笑顔と合わせて、どうも気になる……ということで、4月9日には栃木県佐野市のラーメン店でのサイン&撮影会も控える内間さんご本人に直撃取材を敢行!(#1、2のうち2。最初から読む

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――内間さんというと2013年、テレビのバラエティ番組の企画で購入した一軒家が有名ですよね。価格は6000万円、35年ローンで購入し、その後のテレビ番組などでも月々16万円を72歳まで支払い続けるとおっしゃっています。そしてこの家は“欠陥住宅”とも取り上げられてきましたよね。

内間  欠陥住宅というか、うちの家は少し寒いんですよね。問題は壁の断熱材が少ないということなんですが、まあたしかに、8月末から“寒さの予感”を感じますね。夜の冷気みたいなものを。

 でもね、生活できないことはないんですよ。夏は涼しいわけですし。避暑地なんです。軽井沢みたいな感じですよね。

 それに冬の寒さにも限度があるんですよね。これ以上寒くはならないという目安があるんですよ。もちろん、寒いなあと思っていますけど、“まあ今日くらいこれでいいかな”って思っていたら、1日経って2日経って、気づけば3か月経って、もう春を迎えていると。

 まあ、いざとなればエアコンもありますし、リビングには床暖房もありますし、あとはクノールのスープでも飲んで、中から温めようと。

――なるほど。耐えられないほどではないし、寒いのも考え方次第だと。

内間  そうですね。あと状況は常に変わっていくと思うんです。ずっと良いことばかりじゃないし、ずっと嫌なことばかりということもない。それは人生も家も。

――家も(笑)?

内間  家もですね。まあ本当に夏は涼しいわけですしね。ありのままの良い面をできるかぎり見ようとしています、家も。そもそも家があるだけいいじゃないですか、断熱材があまり入ってないだけで。

深い思考を巡らす内間さん  撮影:白木淳也