仲野太賀演じる豊臣秀長を主人公とした2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』がスタートした。秀長は池松壮亮演じる兄・秀吉の天下取りを陰で支えた人物。豊臣家を中心として描かれる大河は、1996年の竹中直人主演『秀吉』以来30年ぶり。

 王道大河として期待も高まっているが、近年の大河ドラマでは前評判は高かったが視聴者の心をつかみきれなかった作品もあり、今後の展開に注目が集まっている。

 そこで今回は2010年以降放送の大河ドラマに注目、40~60代の男女100人に「残念だった大河ドラマ」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第9位(3.0%)は、福山雅治主演『龍馬伝』、松山ケンイチ主演『平清盛』、吉高由里子主演『光る君へ』が同率でランクイン。

 2010年放送の福山雅治主演『龍馬伝』は、明治維新に大きな影響を与えた坂本龍馬の生涯を描き、龍馬の師・勝海舟を武田鉄矢、龍馬の妻・お龍を真木よう子が演じた。香川照之演じる「三菱財閥」の創始者・岩崎弥太郎の視点から、龍馬を語る斬新な手法も話題だった。

「ストーリーがありきたりだった」(64歳/男性/会社員)

 2012年放送の松山ケンイチ主演『平清盛』は、本当の親を知らないまま育った松山演じる平清盛が日本を制覇していく姿を、岡田将生演じる源頼朝の視点を通して描いた。一方、リアリティを追求した映像表現が「画面が汚い」と物議を醸し、視聴率も当時の歴代最低を記録するなど、苦戦を強いられた。

「なんだか映像が汚かった」(53歳/女性/会社員)

 2024年放送の吉高由里子主演『光る君へ』は、平安時代を舞台に、吉高演じる世界最古の女性文学『源氏物語』の作者・紫式部(まひろ)の生涯を描いた。まひろのソウルメイト・藤原道長を柄本佑が、まひろのライバルであり友人・清少納言(ききょう)をファーストサマーウイカが演じ、初めて平安貴族の世界を描いた大河ドラマとして話題になった。

 しかし、政治的な駆け引きが中心のストーリーで、派手な合戦シーンはなく、長年大河ドラマを見続けたファンには物足りなさもあったようだ。

「あまり馴染みのない時代の話だった」(47歳/女性/パート・アルバイト)

「戦国時代のように波の荒さが感じられる話のほうが好きだと感じた」(57歳/女性)

 第7位(4.0%)は、長谷川博己主演『麒麟がくる』、小栗旬主演『鎌倉殿の13人 THE 13 LORDS OF THE SHOGUN』。

 2020年放送の長谷川博己主演『麒麟がくる』は、“裏切者”という印象から知名度はありながら、あまり注目されることがなかった明智光秀を初めて大河の主人公とし、その生涯を描き、染谷将太演じる織田信長など戦国時代の英傑たちの行く末も話題になった。

 一方で、帰蝶役に抜擢された沢尻エリカが不祥事で降板、コロナ禍で3か月弱の放送休止を余儀なくされるなど、苦難のあった大河ドラマでもあった。

「歴史が分からない人には難しかった」(63歳/女性/パート・アルバイト)

 2022年放送の小栗旬主演『鎌倉殿の13人 THE 13 LORDS OF THE SHOGUN』は、三谷幸喜氏が脚本を担当。平安末期から鎌倉前期を舞台に、小栗演じる野心とは無縁だった青年・北条義時が、次第にダークヒーローへと変貌し、武士の頂点へと上り詰めていく姿を描いた。

 御家人同士が殺し合いを繰り広げ、仲間だったはずの登場人物が次々と消されていく展開など、生々しい暗殺や粛清シーンが視聴者に大きなインパクトを与えた。

「ストーリーがごちゃごちゃしていた」(43歳/女性/主婦)

「これではない感があり、興味が保てなかった」(53歳/男性/会社員)