3月7日、イギリス公共放送のBBCがジャニー喜多川氏(享年87)の“性加害問題”に焦点を当てたドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル(原題:Predator:The Secret Scandal of J-Pop)』を放送。大手メディアは取り上げる姿勢を見せないものの、ネットを中心にいまだに波紋を広げている。

 BBCの問い合わせに、藤島ジュリー景子社長は文書で以下のように回答している

《今回、このような内容で貴社よりご取材いただいたことを大変重く受け止めております。

 2019年の弊社代表の死去に伴う経営陣の変更を受けて、時代や新しい環境に即して、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス遵守の徹底、また偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等、全社一丸となり社会から信頼いただける透明性の高い組織体制及び制度整備を一歩ずつ進めております。

 具体的には、新体制が発足して最初の年明けになる2023年1月に、新体制及び新制度等の発表、施行を計画しております》

「ジャニー氏の性加害問題に言及していないものの、このような番組が制作されたことを重く受け止めていることがうかがえますね」(夕刊紙デスク)

■元ジャニーズJr.が「15~20回はあった」と“顔出し告発”

 同番組の放送に合わせ、『週刊文春』(文藝春秋)も5週にわたり、ジャニー氏の性加害問題に大きく誌面を割いている。

 4月6日発売の『週刊文春』には、2012年から2016年までジャニーズJr.として活動した岡本カウアン氏(26)が顔出しで登場。ジャニーズ事務所に在籍した4年間で、ジャニー氏からの“行為”が「15~20回はあった」と衝撃的な告白をしている。

 ジャニーズ事務所に岡本氏が受けた被害を把握しているか『週刊文春』が問い合わせたものの、期日までに回答はなかったようだ。

※画像は岡本カウアン氏の公式ツイッター『@kauan_okamoto_』より