武田鉄矢が、心を動かされた一冊を取り上げ、“武田流解釈”をふんだんに交えながら書籍から得た知見や感動を語り下ろす。まるで魚を三枚におろすように、本質を丁寧にさばいていく。
マライ・メントラインさんという日本在住のドイツ人女性が外国人目線で“日本語の不思議”について語った『日本語再定義』(小学館)という本を題材として、我々がふだん当たり前に使っている日本語を、武田流解釈もたっぷり交えて三枚におろしております。今回は4回目。《#1はこちらから》《#2はこちらから》《#3はこちらから》
さて今回ですが、日本に古来より伝わる「呪う」という言葉について語っていこうと思います。なにやらオカルト色漂う「呪う」という日本語について、その奥に秘められた深い意味について探っていきましょう。
【呪い(名詞)】【呪う(動詞)】
マライさんも同書で取り上げておられますが、世界的には、オカルト大国といえばイギリスです。イギリスは昔から幽霊話が大好き。また、アメリカもオカルト好きでは負けておりません。こちらにはスティーブン・キングなるホラーの大家がいらっしゃいます。
そして、面白いことに極東の島国である我が日本も、負けず劣らずホラー大国。皆さんもご覧になったかもしれませんが『リング』『呪怨』などの日本発のホラーは“Jホラー”と呼ばれ、世界でウケているそうです。
このように日本というのはホラーが大得意で、大人向けのコンテンツとして書籍から映画からアニメから、いっぱい商品がある。