■細麺よりも太麺の方が健康的という事実

 近年、人気急上昇中の『丸源ラーメン』や、『らあめん花月嵐』も見逃せない。

「丸源ラーメンは01年に愛知県で誕生。食べ放題チェーンの『焼肉きんぐ』を運営する会社が手がけていて、看板メニューの肉そばは甘辛いタレに薄切り豚肉を合わせ、完成度がピカイチ。また、熱々の鉄板で仕上げる“鉄板玉子チャーハン”も人気です。

 らあめん花月嵐は92年、東京都杉並区で創業。“環七ラーメン戦争”のまっただ中に生まれ、当初は東京豚骨ラーメンで存在感を示しました。近年は有名店とのコラボ企画に注力し、再現度の高い限定メニューでファンを獲得しています」(刈部氏)

 さて、せっかくならラーメンを日々、楽しみながら、健康も維持したいところ。そこで、管理栄養士の望月理恵子氏に食べ方のポイントを教えてもらった。

「実は、消化吸収の早い細麺より噛む回数の多い太麺のほうが、食後の血糖値の上昇が緩やかになり、生活習慣病予防につながります。

 また、肉や野菜の具材を多めにして噛む回数を増やすのも効果的。特に血行を促進して活力を高める栄養素“アリシン”を含むネギや、ニンニクを加えるのがオススメです」

 少しの工夫で、ラーメンを罪悪感の少ない一杯へと変えることができるのだ。

「体温を下げないことは風邪予防の基本なので、冬に熱々のラーメンを食べて体を芯から温める行為は理にかなっています。発酵食品のみそを使ったラーメンは体温を高めやすく、よりオススメです。

 チャーシューや煮卵の具材からは免疫細胞の材料となるたんぱく質も補給できるので、これからの時期に食べてほしいです」(前同)

 本サイトを参考にラーメンチェーンを巡って、お気に入りの一杯を探してほしい。

望月理恵子(もちづき・りえこ)
管理栄養士、健康検定協会理事長。現在は、株式会社Luce代表取締役として、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー、食生活アドバイザー、服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック 栄養顧問などを務める。

田沢竜次(たざわ・りゅうじ)
元祖B級グルメライターとして活躍。映画評、書評、60~70年代B級カルチャーなどにも精通する。著書に『B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

刈部山本(かりべ・やまもと)
大衆食・町歩きライター。光文社知恵の森文庫『埼玉「裏町メシ屋」街道旅』『東京「裏町メシ屋」探訪記』、辰巳出版『東京ラーメン系譜学』『街道のグルメ』を発売中。