相撲界の頂点を極めた貴乃花と、人気格闘漫画『刃牙』シリーズで“最強”を描き続ける漫画家・板垣恵介氏。大の相撲ファンでもある板垣氏と、歴代最強の力士から、今だから語れる壮絶な角界裏話まで、タブーなしの真剣対談・第三弾!今回は、現在の角界の舞台裏に迫る! <#1はこちらから><#2はこちらから>
板垣恵介氏(以下=板垣):俺が10年くらい前に相撲専門誌の取材を受けたとき、これからの若者に何か言うことはあるかと聞かれたので、今は相撲がチャンスだと言ったんです。
日本人の横綱が出たら日本の英雄になれるぞって。大の里(第75代横綱)が、まさにそうなりましたね。
貴乃花:大の里は稀勢の里さん(第72代横綱、現・二所ノ関親方)という良い師匠を持ちましたよね。それに尽きると思います。子供が親の教えで人生を決めるように、親方の教えで、その力士がどうなるか決まる。彼は、本当に“真面目”な相撲を取りますからね。
明らかにガチンコなのは、大の里と安青錦(大関)ですよ。だから今、その2人が勝てちゃうわけです。
板垣:昨年の九州場所の安青錦の優勝は見事だった。
貴乃花:師匠の安美錦(元関脇、現・安治川親方)もガチンコでしたから。
板垣:俺、あの人の相撲が好きだった。本当に上手だった。
貴乃花:2003年、私の現役最後の相手だったんですけど、彼は動きが良かったんですよ。だから、私が元気であっても、彼には負けたと思いますよ。
板垣:すごい! 俺なら、負けたら悔しくて、絶対に許さねぇぞってなっちゃうな(笑)。