相撲界の頂点を極めた貴乃花と、人気格闘漫画『刃牙』シリーズで“最強”を描き続ける漫画家・板垣恵介氏による真剣対談・第四弾!話題は相撲協会理事選から、世間を騒がせた電撃退職劇の真相へと移り――、議論白熱!
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――今年2月には理事選、理事長選が控えていますが、ゆくゆくは、元横綱・稀勢の里(現・二所ノ関親方)が理事長ということも?
貴乃花:そう思います。あと、武蔵丸さん(第67代横綱、現・武蔵川親方)。彼はクレバーですから。
それに、協会の政治なんか関係ねえと思っている。おまえら弱かったろと。弱いやつが何をたわごと抜かしてんだと。だから、一門からは嫌われちゃうんですけど。
板垣恵介氏(以下=板垣):反発が大きいと……。
貴乃花:でもね先生、これからの協会には、そういう人が必要だと思います。私は辞めてしまったけど、そういう人を理事長にしないと組織が持たないと思います。
板垣:貴乃花さんは、互助会にもそうだけど、組織には厳しかったもんね。
貴乃花:私は弟子には厳しかったけど、その弟子に何かあったら命懸けで守ろうと思ったんで、自分の在籍なんか関係なかったんですよ。「おまえ、よう俺の子供に手出してくれたな」と。
板垣:そうでしたよね。気持ちイイぐらい空気を読まないって感じで。
貴乃花:メディアにも叩かれましたからね。許し難いなと思ったのは2017年、弟子の貴ノ岩が被害を受けた暴行事件のときに、NHKが7時のニュースで、「大した傷ではありませんでした」って報道したこと。自分のことはいいんだけど、弟子のことだったんで、本当に頭にきて。
貴ノ岩は、白鵬と当たったときに(17年初場所、14日目)簡単に寄り切っちゃったわけですよ。本場所の土俵で、ガチンコでは勝てないと、横綱に分からせちゃったから許せない。それで、日馬富士を使って殴った――というのが事の顛末なんで。
そのうえ、協会は私を、どんどん攻めるわけですよ。100対1とかで密室で迫られて、そこには、私が横綱だったときに下っ端だった奴が何人もいて。“このガキども、昔だったら叩き切ってやろうか”って何度思ったことか。