■スノストの「ジャニーズ史上初の同時デビュー発表&戦略」も大成功

 2022年10月末をもってジャニーズ事務所を退所した滝沢氏は、ジャニーズアイランド社長、ジャニーズ事務所副社長としてさまざまなサプライズ演出を仕掛けてきたことでも知られる。

 そもそもSnow ManとSixTONES(スノスト)のCDデビューもサプライズで発表された。

 2019年8月8日、東京ドームで行なわれたジャニーズJr.330人が出演するコンサート「ジャニーズJr.8・8祭り~東京ドームから始まる~」で、スノストがCDデビューすることが明らかになった。

 ライブ中盤のMCコーナーのラスト、ステージ上にスノストのメンバー15人が横一列に並び、SixTONESのジェシー(26)が「僕たちから、みなさんに伝えることがあります」と切り出し、巨大モニターに「SixTONES、Snow Man、2020年同時CDデビュー決定!!」と映し出されると、観客5万5000人は大絶叫。2グループ同時デビューはジャニーズ史上初となった。

■Snow Manの『紅白』出場もサプライズで発表

 前出の女性誌編集者が続ける。

「サプライズ発表は多くのメディアに取り上げられ、スノストのお茶の間への知名度も急上昇。2グループ同時デビューさせることで、双方のグループのファンが競うようにCDを購入し、史上初のデビューシングル初週ミリオンを達成。滝沢さんの演出と戦略が見事にハマりました」

 Snow Manは2020年の『NHK紅白歌合戦』に出場することが決まっていたものの、メンバーが新型コロナウイルスに罹患したため辞退。2021年はリベンジの思いで臨んだというが、同年の『紅白』出場も、グループの名付け親である滝沢氏からサプライズで発表された。

 向井康二(28)に「違う仕事が急きょ入ったので」と言われて仕事に向かうと、そこにいた滝沢氏に「紅白、決まりました」と満面の笑みで発表されたと、メンバーがリハーサルの囲み取材で明かしていた。