■ポスト阿部の最有力候補は松井秀喜ではなく…

 勝てば官軍の世界。だが、それは同時に、“負ければ賊軍”との背中合わせを意味する。

「すべては今季の成績次第。来季の続投は、リーグ優勝が必須条件です。

 優勝したら、契約延長は確実ですが、問題はV逸した場合。読売グループとしては、ミスターの正当な後継者である松井秀喜(51)に、どうやって指揮官のバトンをつなぐかが、現在の最重要課題となっているんですが……」(前同)

 松井氏が巨人軍の監督になるのは既定路線。ただ、それは阿部監督からのバトンではないようだ。

「三顧の礼で迎える松井に、4番や絶対的エースが不在の今の状況でチームを託すことはありえない。坂本勇人(37)らチームの高齢化が進む中、優先すべきは戦力の若返りと充実です。

 阿部監督が退任したら、指導力に定評ある川相昌弘守備コーチ(61)らでワンクッション置く可能性が高い。松井監督の初陣は、築地新球場ができる30年あたりが最有力です」(球団OB)

 契約最終年、阿部監督の男の意地に期待したい。