■免疫力を高めるヨーグルトの食べ方

 なお、食べ方は“果物と朝に食べること”がオススメなのだそうだ。

「人間は起床から午前中が最も活発に動く時間帯。そこで果物の食物繊維や果糖を摂るのがオススメです。さらに、ヨーグルトの乳酸菌に加え、たんぱく質と果糖の組み合わせが体内時計の調整につながるので、ぜひ取り入れてほしいです」(前出の望月氏)

 果物の中では、食物繊維が豊富で抗酸化作用が高いリンゴとキウイが最適。

「リンゴは皮ごと、キウイは種ごと食べると効率良く食物繊維を摂取できます。ただ、リンゴの成分はハンノキやシラカンバの花粉の成分と似ているため、これらの花粉アレルギーがある場合は、かゆみが出ることがあるので要注意です」(前同)

 食物繊維が豊富な食材の代表的なものには、他にキノコ類が挙げられる。

「特にマイタケは、免疫機能を整えるビタミンDが豊富でオススメ。食物繊維は熱に強いので、鍋や炊き込みご飯、みそ汁に入れて風味を生かす調理法だと、おいしく食べられますね」(同)

 一方、抗酸化作用の強い食材では、緑黄色野菜を挙げたい。

「青汁の具材として知られるケールは、ビタミンCやミネラルが豊富。ケールが苦手な人は、ホウレンソウやコマツナなどの色の濃い葉物野菜を煮汁ごと摂れるスープにするのもオススメです。みそ汁に刻んで入れたり、ホイル蒸し、ラーメンのトッピングにしたりと汎用性も高いはずです」(同)

 反対に、避けるべき食品はアルコールと辛い料理。

「血行を促して神経を過敏にする食品は肌のかゆみなどを悪化させる恐れがあります。花粉症がひどい人は、キムチやカレーなどは控えたほうが無難ですね」(同)

 ちょっとの工夫で症状の出方は大きく変わるはず。本格的に花粉が猛威を振るう前に、花粉に負けない体づくりに取り組みたい。

【前編】2026年の花粉飛散量は「例年の2.5倍」だからこそ試したい専門医が教える「花粉症を退治する最新生活習慣」では、『上本町わたなべクリニック』院長・渡邊章範氏が花粉症を撃退するのに効果的な「生活習慣」を解説している。

望月理恵子(もちづき・りえこ)
管理栄養士、健康検定協会理事長。現在は、株式会社Luce代表取締役として、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー、食生活アドバイザー、服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック 栄養顧問などを務める。