球春到来!今年のペナントレースを制するのは一体どのチームだ。オフシーズンの各球団の動向を敏腕記者3人が徹底解説
A記者…スポーツ紙一筋30年の大ベテラン。球団上層部との間に複数のパイプを持つ。
B記者…関西在住の週刊誌記者。各紙の番記者や球界OBとも親交が深い事情通。
C記者…球団職員から記者へと転身。グラウンドレベルの情報に自信あり!
ーー待ちに待ったキャンプインです。今回は番記者の皆様に集まっていただき、オフシーズンの取材の成果を伺いたいと思います。 まずは、巨人から。
A そりゃあもう、有原航平(33)の獲得失敗がすべてです。大誤算だよ。ソフトバンクの関係者も、早い段階から「巨人で決定だろう」と言ってたし。
B 当の有原は、エスコンのマウンドが合わず、「嫌いだ」とこぼしていたとも聞く。それだけに古巣を選んだのは意外でした。
C 彼は本当にメジャーに戻りたいそう。「優勝請負人になったら1年で出て行っていい」ぐらいの付帯条項があると、もっぱらです。
A そうなのか。巨人も金額的には日ハムと同条件だったと聞いたから、契約年数が決め手かと思っていた。「家族のため」でも、4年20 億の契約年数や金額でもない、と。さすがだね。
C ソフトバンクがデュプランティエ(31)から撤退したのは、実は、その金を有原に上乗せするため。それでも残らなかったわけだから、よっぽどメジャーに未練があるんでしょう。
B それで、獲り逃した巨人が慌てて則本昂大(35)に触手を伸ばしたと。
A 則本も有原と同じように、メジャー志望だろ?
C それはカッコつけてただけらしい(笑)。最初から、何がなんでも渡米……ではなく、いい条件があればという程度。本人は先発志望ですが、NPBの36歳の中継ぎ投手を先発で使うメジャー球団はありませんよ。
B 人的補償で田中千晴(25)が獲られたのも、巨人としては痛いですよね。
A 巨人の裏方さんが怒ってたよ。大学時代から肘痛に悩んでいたのに、新人年からフル稼働。トミー・ジョン手術をして、さあ、これからって年に移籍だから。“あいつは絶対、化ける。一岡(竜司)を思い出す”って。
B 同じ田中ならマー君が選ばれたら面白かった(笑)。あの2人、仲悪いと聞きますし。でも、則本は誰が主導して補強なんですか?
A そりゃ、阿部監督だよ。
C 巨人は他球団と比べても、監督に人事の裁量を持たせすぎですよね。球団に長期的展望がないから、補強が場当たり的になる。
A まぁでも、阿部監督も気の毒ではあるよね。一応去年もAクラスなのに、さんざん叩かれて。補強が下手なのはフロントの責任だよ。
C 確かに。編成トップである水野雄仁&吉村禎章コンビは球団内の人望と他球団との人脈に、不安な面がありますよね(笑)。
A シーズン中からフロントマターで招聘したヘッド格の二岡智宏と冷戦状態で、挙句にクビ。うるさ型の三軍監督だった駒田徳広もクビ。入れ替わりで入ってきたのが、阿部の高校の先輩、橋上秀樹と大学の後輩、会田有志。この「仲良し人事」がどうなるか。
C 山口寿一オーナーも表向きは「優勝を」と言いながら、その実、「今季で阿部切り」が本音ですしね。
B 後ろ盾になって然るべき原(辰徳)さんが、外国人助っ人頼みの現状を「芸がない」と切り捨ててましたね。厳しすぎる!
A とはいえ、4番は新外国人のダルベック(30)しかいないよな。
B ……どうですかね。3Aで三振率35%近いのは異常です。ちなみに、昨年セ・リーグで最も三振率が高かったのがキャベッジ(28)で、約30%です……。
A はっはっは! これにリチャード(26)を加えた中軸は怖いぞー!
C やけっぱちじゃないですか(笑)。次期監督はどうなるんでしょう。
A 気が早すぎるだろ(笑)! 正直、フロントも駒がなくて困ってるそう。ただ、近い将来に松井秀喜にはなるだろう。長嶋(茂雄)さん逝去後の露出量を考えても、松井は間違いなく心変わりはしてるはず。
B ゴジラが監督になるなら、起用方法に不満爆発の山瀬慎之助(24)のやる気もグッと上がるでしょう。同じ星稜だし。
C 山瀬はフロントが「次期正捕手だ!」と取りなしたそう。なんとか、キレイにバトンを松井監督に渡したいですよね……。