■和久田麻由子アナを起用したい背景に――「vsテレ朝」

 NHKではニュースを正確に、それでいて全国共通のアクセントで伝えることを優先しており、アナウンサーは事前に準備された原稿をしっかりと読み上げることが最も求められるという。

「2023年4月に朝の情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)のMCに就任した武田真一さん(58)も前評判ほどの活躍はできていないと指摘されていますし、有働さんも『news zero』のMCに就任した当初は“アドリブがきかない”と言われていましたからね。

 それでも、和久田アナは特に上の世代の男性人気が絶大ですから、『news zero』や新たな報道番組のMCに就任すれば、世帯視聴率と個人視聴率はしっかりと取れるのではないかと見られていますね。昨今テレビ界では、CM獲得に直結する13~49歳の個人視聴率であるコア視聴率が重視されていますが、日テレは今、世帯視聴率と個人視聴率も取りにいこうとしているんです。

 矛盾しているような動きにも感じられますが、その大きな理由として、テレビ朝日に視聴率3冠を奪取されたことがあると言われていますね」(前出の制作会社関係者)

 1月2日、テレビ朝日が25年の年間平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)において、世帯視聴率・個人全体視聴率で2年連続の3冠を達成したことが明らかになった。

「23年まで長らく日テレが視聴率3冠だったのですが、24年、25年とテレ朝にその座を奪われていて、日テレの上層部は何とかしてテレ朝を上回りたいと考えているそうです。高い世帯視聴率を取っても、今は単価の高いCMは入ってきません。なのに、なぜテレ朝を倒したいのか……それはもはや、メンツの問題ともささやかれていますね。

 ですので今、日テレ上層部は“vsテレ朝”を掲げ、世帯と個人視聴率を上昇させたいと。そうした狙いで年配の男性から厚い支持がある和久田アナをメインに帯のニュース番組をやりたいようですね。帯のニュース番組は週5回放送がありますから、番組の視聴率が上がればその影響は大きいですよね。

 窮地が言われる藤井さんですが、先日の衆院選投開票特番『zero選挙2026』の視聴率は民放トップでかなり良かった。これで延命があるのでは……とも見られていますが、『news zero』本体が上がっていかないとやはり厳しいでしょうね」(前同)

 今春から日テレ土曜日22時枠で始まる新たな報道番組でMCを務めると見られる和久田アナ。どうやら視聴者以上に、日テレ上層部からの期待は大きいようだ。