■アダルトは“イヤな過去”ではなく……

 上原亜衣 撮影/河村正和
上原亜衣 撮影/河村正和

――今回が「最後のステージ」とのことですが、その舞台にストリップを選んだ理由は何でしょう?

上原 ここ2年くらいで海外での事業を展開し始めたんです。そうして海外の人たちと触れ合ううちに、「海外の人たちに、もっと日本の良さを伝えたい」と思うようになったのがきっかけですね。

――海外での事業展開とは、具体的にどんなことを?

上原 タイでの飲食店の出店事業に出資をしたり、韓国でYouTubeを始めたりしています。また最近では、中国の事業者と一緒にラブドールのブランドを作っているんです。

――ラブドールですか。これまでも上原さんは、国内で美容エステやコンセプトカフェの事業展開をしていますけど、現役女優時代に経験を積んだアダルト関連とはまったく違う事業でした。ここであえて、アダルト産業を手がけ、海外進出しようと思ったのは、どうしてでしょう?

上原 中国の知人に声をかけてもらったのがきっかけではあるんですが、たぶん以前の私なら参画しなかったと思います。実は一時期、“元セクシー女優”という肩書きにやりづらさを感じていたんです。現役時代の作品も全部、配信から削除しましたし、アダルトに頼らないセカンドキャリアで頑張ろうと思っていたので。

でも今は、アダルトは"イヤな過去”ではなく活かせるところは活かそう――そういう気持ちです。私の場合、セクシー女優だったからこそ名前が広がって事業ができている。今までの経験があるからこそ"今”があると思うようになったんです。その経験を生かした事業をしていきたいと思っています。