■やっぱりみんなキラキラしていて
――セクシー女優時代の経験を武器にして海外進出をとのことですが、そもそものセクシー女優を引退したきっかけは?
上原 当時の目標が「1番を獲ること」だったんですけど、2014年に『DMMアワード』で「最優秀女優賞」をいただき、これ以上の目標がなくなってしまったのが一番の理由ですね。
――その後はSNSもすっぱり辞め、潔く表舞台から姿を消しました。
上原 「引退するなら、表に出る仕事は一切しない」と決めていたんです。だからSNSのアカウントも全部消しました。今の活動を始めようとしたときに、ちょっと後悔しましたけどね(笑)。
――活動を再開したのは2019年。復帰までの約3年間は、どう過ごしていましたか?
上原 セクシー女優の現役時代は、もう本当に休まず仕事をしていたので、青春を味わえなかったんです。18歳から23歳ですから、周囲の同世代が青春を満喫したりしていた頃です。
だから、それを取り戻すかのように、旅行に行ったり、友達と遊んだり、車の免許を取ったり……ということをしていました。現役時代はまったく交流がなかった女優仲間たちとも仲良くなりました。
――多忙だった頃とまったく逆の生活ですね。
上原 そうですね。ただ、現役時代の撮影がだいたい朝の8時集合だったので、それが体に染みついて早起きはしていましたけど。だから自堕落にならずに過ごすことができました。
――そんな中で、活動を再開しようと思った背景にはどんなことがありましたか?
上原 一般人として過ごしている中で、セクシー女優の友達のSNSを見ると、やっぱりみんなキラキラしていて。自分の生活の充実感のなさを感じるようになったんですよね。それで、「もう一度、何かやりたいな」と思い始めたんです。
取材・文/有山千春
【中編】活動再開の4文字が頭に浮かんだ上原さん。中編では、どのようにしてインフルエンサー、そして実業家となったのか。そして、その間に経験した困難と4年前にロック座の舞台に立った理由を語ってくれている。
上原亜衣(うえはら あい)
1992年11月12日生まれ。2011年にセクシー女優としてデビュー。2013年にDMMの年間AV女優ランキングで1位[9]、2014年にDMMアワード2014で最優秀女優賞プラチナを受賞するなど絶大な人気を誇り、2016年に引退。2019年にYouTuber、インフルエンサーとして活動を再開し、活躍。現在は国内外を跨いで会社を経営するなど、実業家としても活動している。