■YouTubeから実業家の道へ

上原亜衣 撮影/河村正和
上原亜衣 撮影/河村正和

――YouTubeで成功しても、そこで有頂天にはならなかったと。

上原 YouTubeだけやっていても限界があるんです。コラボ相手の方や広告代理店などの企業に依存する形になってしまうし、そもそも人気だって、ずっと続くわけじゃないですよね。いくら劇的に人気を獲得できたとはいっても。

それだけに頼っていたら、そのうち生活できなくなってしまうのではないかなという不安がよぎるようになって。だから、「他に何か自分でできることを見つることで、"上”を目指さないといけないな」と思うようになりましたね。

――下世話な話ですが、現役時代にあれだけの人気を集めた上原さんですから、正直、そこまでしなくても生活には困らなかいくらいの蓄えもあったのでは?

上原 確かにそうですね。自宅もキャッシュで買いましたし。

――キャッシュで!?

上原 ローンを組めなかっただけなんですけどね。元セクシー女優で無職だったので。

特にブランド品が好きとかそういうのもなかったし、現役時代は忙しすぎて派手に遊ぶこともなく……時間もないし、お金の使い道があまりなかったんですよね。

でもそれ以上に、やがて落ちていくって想像すると、すごく怖かったんです。だから自分で会社を立ち上げて何か事業を始ようと考えるようになったんです。

――そこで現在の実業家としての道が開けてくるわけですね。

上原 幸い、ある程度の蓄えもあったので、現役時代の終わりくらいから投資とかを始めたんですけど、それで金融に興味を持ち始めたのが起業のきっかけです。

――ずいぶんと堅実な道に興味を持ったんですね。

上原 いや、それがそうでもなくて……。実は投資を始めてすぐの頃、詐欺に遭って2500万円くらい失っているんですよ。

でも当時は、あまりよく分かっていなくて、そんなに喪失感はなかったんです。「うわ、しょうがないか。勉強不足だし自業自得だ」くらいの気持ちでした。

でもセクシー女優を引退してから、「あの2500万円があったらもっとこんなことに使えてたのにー!」と思うようになり、それで投資のことを本格的に勉強するようになったんです。そうしたら、企業経営も面白そうだなと思うようになって。

――そして2021年12月に美容サロンをオープンし、さらにはコンセプトカフェの経営にも乗り出したんですよね。

上原 美容が好きだったので、まずは美容サロンをやろうと思ったんです。それでまずは、エステ店を経営している知人にコンサルに入ってほしいと相談して、一緒にやり始めたのが最初です。コンセプトカフェは、その後にたまたま共同経営の話をいただき、経営の勉強の一貫で始めました。