■『鬼滅の刃』の価値は『ザワつく!』の3倍!?

 2022年の大晦日はテレビ朝日の『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会』の第1部が世帯11.2%、第2部が10.0%、日本テレビの『笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人』の第1部が5.3%、7.0%だった。

「今や『ザワつく!大晦日』はテレ朝の大晦日の鉄板番組になりつつあります。通常の『ザワつく!金曜日』や『ザワつく!路線バスで寄り道の旅』も世帯視聴率は絶好調です。ただ、コア視聴率で見るとまったく振るっていません」(前出の制作会社関係者)

 長嶋一茂(57)とサバンナ高橋茂雄(47)が出演する4月7日の『ザワつく!路線バスで寄り道の旅』の世帯視聴率は9.3%と高い数字をマークしたが、コア視聴率は1.7%だった。

「刀鍛冶の里編』の5.4%の3分の1以下しか取れていないんです。逆に言うと、『鬼滅の刃』は『ザワつく!』の3倍“価値がある”ということです。それだけたくさんの広告、単価の高い広告が入ってくることにつながりますからね。

 しかも23時台でこの数字。一方の『ザワつく!』は金曜19時のゴールデンのど真ん中で1%台ですからね。いかに『鬼滅の刃』がコア層にとんでもない訴求力を持っているか、ということがうかがえますし、同時に世帯視聴率も高い。

“それだけ話題になっているなら見てみようか”や“孫が見ているから”というシニア層も見ているのではないでしょうか。『鬼滅の刃』は子どもやティーン向けのコンテンツという枠を超え、令和の国民的アニメ作品になったと言っても過言ではありませんし、放送するフジもウハウハでしょうね」(前同)

「無限列車編」や「遊郭編」に続き、「刀鍛冶の里編」も社会現象を巻き起こすほどの超ヒットになりそうだ。