現在は鈴木亮平(42)主演の『リブート』が放送中のTBS系日曜劇場。2月1日には第3話が放送されるが、同ドラマの視聴率は放送中の2026年1月期ドラマで断トツ1位を記録している――。

『リブート』は、妻殺しの冤罪を着せられた善人・早瀬陸(鈴木)が、裏社会と繋がりのある悪徳刑事・儀堂歩(鈴木、一人二役)に成り代わり、自らの潔白を証明し真犯人を見つけ出すエクストリームファミリーサスペンス。

 視聴率は初回(1月18日)が世帯13.3%、個人8.4%、テレビ界で重視されているコア(13~49歳の個人視聴率)は4.9%。続く第2話(1月25日)も世帯11.7%、個人は7.4%、コア4.5%――少し下がったもののすべての視聴率が今期のドラマでトップで“一強状態”にある。

「現在は見逃し配信が普及しています。だから平日のドラマをリアルタイムで視聴する人が減っている、という分析がありますよね。仕事が休みの人が多い土・日の方がドラマをリアルタイムで視聴できる人が多く、それで視聴率が良いのというの当然と言えるのかもですが……それを差し引いてもTBSの日曜劇場は、作品のクオリティや壮大なスケール感などから、民放ナンバーワンのドラマ枠だと言われていますね」(芸能プロ関係者)

 堺雅人(52)主演の『半沢直樹』シリーズ(13年7月期~)、今年7月期から続編が放送されるといわれている『VIVANT』(23年7月期)などがわかりやすいが、日曜劇場はテレビ離れが指摘される時代とは思えない超高視聴率を叩き出すことがあるドラマ枠として知られる。

 また、神木隆之介(32)主演で1955年の長崎県・端島(軍艦島)を舞台にした『海に眠るダイヤモンド』(24年10月期)が“もはや大河ドラマの壮大さ”と話題になったり、阿部寛(61)主演の『ドラゴン桜』(21年4月期)が金曜ドラマ版(05年7月期)と比べて演出の重厚感が倍増していたりと、スケール感の大きい、画力の強いドラマが常に放送されているイメージがある。

 日曜劇場は、テレビ本編よりも大規模なスケールでの劇場版が公開されることも多い。木村拓哉(53)主演の『グランメゾン東京』(19年10月期)はフランス・パリ、福山雅治(56)主演の『ラストマンー全盲の捜査官ー』(23年4月期)は北海道を舞台にした作品が公開され、いずれも大ヒットを記録している。

「もはや“日曜劇場”は、NHKの大河ドラマや連続テレビ小説(朝ドラ)に匹敵するほど、俳優に人気、俳優たちが出たいドラマ枠と言われていますね。民放ドラマでは圧倒的なブランド力を誇ります。だから芸能プロダクションも、日曜劇場の制作陣から打診があれば、2年も3年も先のスケジュールを渡す、といいますね。

 そして、ここまで日曜劇場が不動の人気枠になった理由の1つには、ターゲット層が明確に定められていることが大きいと言われています」(前同)

 日曜劇場の主なターゲット層は男性サラリーマンだとされる。平日は仕事で家を空けていることが多いサラリーマンが、腰を落ち着けてテレビを楽しめる日曜日の夜に、その層にウケやすい俳優やジャンルの作品を放送する傾向にあるという。

「現在放送中の『リブート』も“妻を失った男が裏社会に立ち向かうサスペンス”ですよね。その主人公を演じるのは現在42歳の鈴木亮平さん。もちろん、女性の視聴者も多くいるし、それを意識してか人気のSTARTO社タレントが起用されることも多いですが、メインのターゲットは一貫してブレることなく、男性サラリーマンだといいますね」(同)

 主人公が、乗り越えられないと思えるほどの大きな困難に直面。それは時に理不尽なものなのだが、しかし、主人公は諦めずに問題解決の方法を探り、仲間の協力も得ながら、なんとか解決に至る――メインターゲットの視聴者が共感ができ、見終わった後、“自分も明日からまた頑張ろう”と思える構成になっているとも言われている。