底冷えするような寒さが連日続く日本列島。そんな列島の多くの地域で降雪が確認されたのは2月8日のことである。

「上空を強い冬型の気圧配置に覆われた日本列島ではこの日、全国で大雪警報が発令されました。首都圏でも多摩地区や神奈川県の相模原市で警報が発令。東京都心でも3センチほどの積雪が確認されました」(全国紙社会部記者)

 この雪が原因となり神奈川と東京を結ぶ東急東横線も2月8日には一時運転を休止している。交通機関の運行にまで影響が及んだ今回の雪。一方、首都圏では珍しい降雪を“恵みの雪”と歓迎する生き物もいる。雪に喜ぶ姿が全国へと向けて発信されたのは横浜市にある『横浜市立よこはま動物園』通称・『よこはま動物園ズーラシア』で飼育されているホッキョクグマのイッちゃんだ。

「雪が舞い散る8日午前、ズーラシアの公式Xは、“今朝、展示場に出てすぐの #ホッキョクグマ のイッちゃんの様子です。全身で雪を楽しんでいました”と動画とともに投稿。そこには、ホッキョクグマが背中を雪が積もった地面にこすりつけながら転げ回る様子がおさめられていました。もう1頭のホッキョクグマがやって来てじゃれ合う微笑ましい姿は注目を集め、現在(2月10日・13時時点)およそ190万回の閲覧を記録しています」(ウェブニュース編集者)

 投稿された動画についた“いいね”の数も4万回超を記録している。この投稿を見たXユーザーからは

《とっても可愛らしくて、寒そうなのに心がとっても温まりました》
《すごく嬉しそう!この雪が少しでも長く残りますように!》

 と、降雪に大喜びするホッキョクグマの姿をかわいがる声も上がっている。

 北極圏やユーラシア大陸北部を主な生息域とするホッキョクグマ。動画内では降雪に対して、全身を使って喜びを露わにしているが、その理由はどこにあるのか。本サイトの記者が『よこはま動物園ズーラシア』の担当者に尋ねたところ、ホッキョクグマが喜ぶ最大の理由は「雪の触感や冷たさではないかと思われます」とのことだった。

 首都圏では珍しいこの日の雪に喜びを隠せない様子のホッキョクグマだが、気になるのは夏場の健康管理である。現に、『よこはま動物園ズーラシア』がXへと投稿した動画にも、《カワイイんだけど、可哀想にもなってきた。これからまた猛暑がやってくる。っていうか一年の大半が暑い》と、夏には酷暑が続く日本でのホッキョクグマの暮らしを不安視する声も上がっている。

 事実、近年の日本の夏は“災害級の猛暑”と呼ばれており、首都圏では40度超を記録することも珍しくなくなった。