■「テレビ番組への復帰は不可能」元キー局Pが国分太一の今後を分析

 日本テレビの福田社長と面会し、自身の行為について直接謝罪。さらに被害者にお詫びの手紙を渡したという国分。今回、日本テレビが歩み寄った背景、そして国分の今後などについて元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はこう話す。

「日テレが歩み寄ったのは『鉄腕DASH』のためというのが大きいでしょう。特に元TOKIOの城島茂さん(55)と松岡昌宏さん(49)とは関係性を保っていきたいでしょうからね。そして、日テレが歩み寄ったのは、同局が世間からも叩かれ、国分さんに同情するような声が上がったからではないでしょうか。

 事を穏便に納めたかった日テレ側から被害者に打診をし、“国分さんが謝罪したいと言っているが、会うのは嫌でも手紙ぐらいなら~”など、落としどころを探って面会が実現したのかもしれません。日テレは『鉄腕DASH』継続のためという理由もあるでしょうが、被害者と国分さんの間を取り持って穏便に解決したかったはずですからね」(以下、鎮目氏)

 国分が福田社長に謝罪し、被害者にお詫びの手紙を渡したというが――コンプラ違反の内容はいまだ全く明らかになっていない。そのため、

《なにがコンプライアンスにひっかかったのか本人がわからないまま、なぜ日テレにあやまるのか?》
《国分太一は和解したんか? 結局何やったんや》
《結局、コンプライアンス違反の中身はなんだったんだっけ?》

 といった意見もある。

 鎮目氏はこう続ける。

「今回謝罪ができた国分さんですが、何をやったか分かっていない以上、地上波のテレビ番組への復帰は不可能でしょうね。こうなったところで日テレが国分さんを起用することはないでしょうし、ましてや他局はとてもじゃないが起用できません。当事者間では解決したのでしょうが、復帰の道は相変わらず閉ざされたままといったところでしょう。

 何をしたのか分からないままテレビに出た場合、共演者が困ります。何も話しかけられないですし、おっかなびっくり腫れ物に触るような扱いになってしまいますからね。制作側から考えると、国分さんが出ても番組が面白くなる予感はしません。ですので、今のままでは出演してもらいようがないんです。

 ただ、謝罪したことで世間の国分さんを見る目はプラス方向に動いたのではでしょうか。すぐにテレビ復帰は無理でも、今回の謝罪で小さく一歩前に出たとは言えそうです。社会貢献活動などの実績を積み重ねるなどすれば、いずれは……ということは考えられるのではないでしょうか」

 小さな一歩を踏み出したと言えそうな国分。今後、どのように復帰の道を模索していくのだろうか。

鎮目博道
テレビプロデューサー。92年テレビ朝日入社。社会部記者、スーパーJチャンネル、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。ABEMAのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」初代プロデューサー。2019年独立。テレビ・動画制作、メディア評論など多方面で活動。著書に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)