高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第94話(第19週2月9日~13日)が2月12日に放送された。同回では吉沢亮(32)演じる人気キャラクター・錦織友一を巡る悲しい出来事が描かれた。その一方で、これまで長らく視聴者を不安にさせてきた、板垣李光人(23)演じる三之丞には大きな変化が。史実のエピソードもあり、錦織と三之丞の今後に注目が集まっている――。
【以下『ばけばけ』ネタバレを含みます】
朝ドラ『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦が何気ない日々を歩んでいく姿を描く。
今回視聴者から注目を集めているのは、ヘブンの通訳係で「文学的にも気が合う、唯一の親友」(ヘブン評)の英語教師・錦織友一(吉沢)と、主人公・トキの血縁上の弟・三之丞(板垣)。
現在放送中の第19週では、ヘブンが“松江の冬は寒いから、熊本に移住したい”と言い出し、トキや錦織が動揺して――という物語が展開中。
錦織はヘブンが移住したいとはつゆ知らず、10日放送回で知事経由で話を知り、顔面蒼白に。熊本移住をやめさせるため、特注の外套(がいとう/オーバーコート)など大量の防寒グッズをプレゼントするなど手を尽くした。しかし、ヘブンが熊本移住をしたい本当の理由は、トキがラシャメン(洋妾)と近所の住民に蔑まれ、彼女や松野家が辛い思いをすることが耐えられないから。
12日放送回では、錦織が松野家を訪ねようとしたところ、ヘブンがトキに移住したい真意を話す場面を外で立ち聞きしてしまい、呆然としてしまう。そして、気付かれることなく、差し入れだけ置いて松野家を去る――という場面で終了した。
そうした辛い話が錦織サイドでは描かれた一方、三之丞は人間として大きく成長していたことが同回で明らかに。視聴者を安心させた。
かつて、三之丞と母・タエ(北川景子/39)は地元の名家・雨清水家の人間だったが、夫の死と時代の流れにより没落。しかし、タエには生活能力がなく、三之丞もボンボンとして育ってきたことから「人に使われる仕事」に就けず、生活は困窮していく。見かねたトキから毎月10円(当時は大金)の仕送りを受け取る生活をしていたが、一向に働く素振りを見せず、視聴者から行く末を不安視されていた。
しかし、12日放送回で、タエは不器用ながらも家事ができるようになっていた。そして、三之丞も荷卸しの仕事で働き始めたことが明らかに。手や顔を泥で汚しながらも、その表情は晴れ晴れとしていた。そして、トキに賃金の一部を「まだ10円にも足りないけど、もっともっと働いて、もらった分全部返しに行くから」と、力強く語ったのだ。