■『ばけばけ』の制作統括は《錦織さんはまだ退場はしません》と明言
そんな注目となっている錦織(吉沢)と三之丞(板垣)を巡る『ばけばけ』での描写には、“史実”を知る視聴者から多くの声が寄せられている。
まず、錦織のモデルは小泉八雲が最も信頼を寄せた人格者・西田千太郎さんだが、彼は1897年に結核を患い、34歳で短い生涯を終えたことで知られる。
ただ、モデルの西田さんはハーンが来日した1890年の時点で闘病生活を送っていた一方で、錦織にはそのような描写がないため、
《ばけばけの錦織さんのモデルになった人は、結核を患って亡くなったらしいので、錦織さんも病気になるんじゃないかとヒヤヒヤしてたけど、それはなさそう…かな……?と思ってるけど大丈夫であれ》
《錦織さんの結核はばけばけでは無い事にしていただけませんでしょうか》
《先週末からずっと錦織さん…生きて…って思ってる 史実だとこの後ご病気で…らしいんだけど…生きてて欲しい……》
といった、今後の無事を願う声が多く寄せられている。
そして、今回株を上げた三之丞のモデルは、セツの2歳下の弟・藤三郎。セツがハーンと結婚後に母・チエのために送った仕送りに依存したり、カネに困った末に家族に黙って先祖代々の墓石まで売り払ってしまうなど、まともに働こうとしない人物だったという記録が残っている。
最終的に藤三郎はセツにも見放され、1900年夏を最後にセツとハーンの前に姿を見せることはなかったという。そして1916年、藤三郎は、本籍を置いている住所の近くの空き家で、現代でいう“孤独死”している姿が発見されたということだ。
史実で藤三郎が悲惨な末路をたどった一方で、三之丞は12日放送回で真面目に働き始めたことから、
《よかった……孤独死ルート(史実)は回避できた、よね》
《三之丞が史実とちがうルートをたどる人物ぽくて安心した…》
《三之丞君、マジのガチで史実のモデルの人が救いようがない人生だったらしいのでこれは良改変》
といった、“孤独死ルート”回避に安心する声が多く寄せられているのだ。
「『ばけばけ』は史実を忠実に再現しているわけではなく、あくまでもフィクション。三之丞を巡るシナリオは“お坊ちゃんの成長物語”という救いのある話になった感じですよね。
そして、そのような展開が12日放送回で描かれたことから、史実では早逝する錦織にも光明が差した感も……。“親友”ヘブンと離れ離れにはなることは避けられないのでしょうが、史実のように早逝することなく、また別の描かれ方をする展開もありそうですよね。ヘブンとのすれ違いなど悲しい展開が目立つだけに、《せめて長生きして》と願う視聴者は少なくないですね」
『ばけばけ』の制作統括・橋爪國臣氏は2月6日、自身のXで《松江はまた出てきますし、錦織さんはまだ退場はしません》と投稿している。
『ばけばけ』の舞台は第20週(2月16日~20日)から熊本に移る。錦織の今後は、どのように描かれるのか――。