高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第95話(第19週2月9日~13日)が2月13日に放送された。同回ラストで吉沢亮(32)演じる人気キャラクター・錦織友一が見せた不穏な描写に、視聴者からは”6年前の悲劇”の再来を恐れる声が――。
【以下『ばけばけ』ネタバレを含みます】
朝ドラ『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦が何気ない日々を歩んでいく姿を描く。
物語の舞台は次回(2月16日)から熊本へと移るため、今週は、トキとヘブンが松江を去るまでが描かれた。
今回視聴者から注目を集めているのは、ヘブンの通訳係で、彼の“親友”である英語教師・錦織友一(吉沢)。モデルである西田千太郎さんは1897年に結核を患い、34歳で短い生涯を終えたことで知られる。
第19週は、錦織が“松江の冬は寒いから”という理由で松江から熊本に引越しをしようとするヘブンを必死に止めようとするが、本当は妻・トキのために松江を去ろうとしていることを知り――という展開。
13日放送回では、トキとヘブンが松江を離れる1891年11月15日の出来事が描かれた。同回のラストでは、錦織は「体調があまりよくない」という理由でヘブンの見送りに来ることはなく、自宅の屋根裏部屋で1人たたずむ姿が映し出される。
そして、錦織は咳き込み、左手で口をおさえると血が。同回は、喀血(かっけつ)をし、茫然とするような錦織の横顔のアップが映るという約35秒のシーンで終了。吉沢は、錦織の複雑な心境を無言で表情のみで演じてみせた。
錦織役の吉沢は同回直後の生活情報番組『あさイチ』に生出演。演じた錦織はこれまでの人生でずっと報われずにいるなか、拠り所であるヘブンが去ってしまうことから、「絶望を超えた無の感情というか。なかなかキツい回だったなと思います」と、同回の演技を振り返った。
また、鈴木奈穂子アナウンサー(44)に“ラスト35秒”の表情の演技を聞かれた際には、「もともと病弱で、こうなるかもって状況が最初からずっとあったので。ついにその時が来たなと、何か悟るシーンというか。そういう表情ですかね」とも解説した。
朝ドラ俳優が『あさイチ』に出演すると、まもなく退場するというジンクスがあるが、吉沢は「錦織はまだ出てきます」と、今後も出番があるとコメント。制作統括・橋爪國臣氏も2月12日夜にXで《前(※2月6日)にも書きましたが、松江はまた出てきますし、錦織さんはまだ退場しません》と、今後の再登場を明言している。
「錦織のモデルとなった人物が結核で亡くなっていること、今回の描写からも、しばらく後に“錦織の最期”が描かれる可能性もありそうですね……。
そんな錦織を演じる吉沢さんにとって『ばけばけ』は、『なつぞら』(2019年前期)以来6年ぶり2度目の朝ドラですが、視聴者の間では今回の『ばけばけ』の展開に、『なつぞら』で吉沢さんが演じた青年・山田天陽を連想する声も多いですね」(女性誌編集者)