■誰もが一度は出場を夢見る「最大の祭典」

 W杯は人類最大の祭典であり、世界中が熱狂する大会です。サッカーをする誰もが、一度は出場してみたいと願う夢の舞台です。

 私も、日本サッカー界への恩返し、日本代表をW杯に連れていきたいとの思いから魂を込めて挑みました。

 ドーハの悲劇(W杯アジア地区最終予選・イラク代表戦)で、その夢はかなわなかったのですが、オフト監督やスタッフ、チームメイト、サポーター、メディアの皆さんと日本サッカーの新しい時代を切り拓くために全力で戦い、その姿が現在も重く語り継がれていることを誇りに思っています。

 時代を重ね、日本はW杯で存在感を示せるレベルに成長しました。ここから、より一層成長していくには、日本の精神、大和魂の再確認が必要かもしれません。

「相手がどこの国であれ、何も恐れることはない。日本人は、もっと胸を張っていい。もっと自信を持っていい」

 これは現役時から仲間に語りかけていた言葉です。

 あなたも森保監督率いる日本代表の一員です。W杯優勝を目指しましょう。

ラモス瑠偉(らもす・るい)
1957年2月9日、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。77年に来日し、読売クラブ(後のヴェルディ川崎、現・東京ヴェルディ1969)でプレー。日本サッカーリーグ(JSL)とJリーグでの活躍と人気で日本サッカー界をけん引した。2018年に日本サッカー殿堂入り。