■『俺たちの箱根駅伝』は『半沢直樹』&『VIVANT』になるか、それとも……
池井戸氏の作品では2013年7月期と20年7月期に放送された『半沢直樹』が空前の大ヒットに。さらに同作の演出を手掛けた福澤克雄氏(62)、主演を務めた堺雅人(52)がタッグを組んだ『VIVANT』(ともにTBS系)も社会現象を呼ぶほどのヒット作となり、今年7月期より続編が放送される予定だ。
芸能プロ関係者は言う。
「『VIVANT』の続編は7月期から2クール連続での放送、その後には劇場版もあると言われていますが、日テレも『俺たちの箱根駅伝』を『半沢直樹』や『VIVANT』のようにヒットしてほしいと期待していると言われていますね。
だからこそ、岡山や広島市内で交通規制してまでの大々的な撮影をしているんでしょう。そして、まだ先の10月期のドラマをこの時期に撮影しているのは、箱根駅伝が真冬に行なわれるということを考えてですよね。景色を含めて、ドラマに冬のリアルな感じを出したいのでしょう。
“日テレが社運をかけて制作している”とも言われる『俺たちの箱根駅伝』ですが――テレビ局が気合いを入れたドラマがすべて成功するわけではありません。その最たる例が先にありましたよね。フジテレビ系の『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』がそうですよね」
25年10月期放送の『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)』は三谷幸喜氏(64)が脚本を手掛け、主演を菅田将暉(32)が務め、二階堂ふみ(31)、神木隆之介(32)、浜辺美波(25)、小池栄子(45)、坂東彌十郎(69)、小林薫(74)など、超豪華俳優陣が出演した。
「さらに、舞台は1984年ということで、千葉県に80年代の渋谷を再現した巨大ロケセットを組むなど、かなりの予算をかけた作品となりましたよね。ただ、全11話の平均世帯視聴率は3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と驚くような低視聴率に。現在、テレビ各局が重視する若年層の数字であるコア視聴率(13~49歳までの個人視聴率)も0%台を記録し、Tverでもあまり見られないなど惨憺たる結果に。つまり、一流の脚本家、俳優をそろえ、お金をかけても大コケしてしまうことはままあるわけです。
日テレも、“局の看板コンテンツの箱根駅伝につなげる”という使命も帯びた10月期の『俺たちの箱根駅伝』に豪華俳優を起用し、大々的なロケをするなど気合いが入りまくっていますが――同作が『半沢直樹』や『VIVANT』になるか、それとも『もしがく』になってしまうのか、ドラマ関係者も大注目していますね」(前同)
約8か月後の放送に向けて、大規模なロケが行なわれているという『俺たちの箱根駅伝』は、日テレを代表するようなヒットドラマになるだろうか――。