加齢とともに体のパーツにはガタがくるもの。だが、努力次第で耐用年数を延ばせるのが、歯だ。しかも、適切なケアは、さまざまな病気や症状の予防につながり、健康寿命を10年伸ばすことも可能なのだ。そこで、50代からの「歯磨きの新常識」を大公開しよう。後編では、道具選びについて専門家が解説する。《前編はこちらから》
さて、磨き方の次はだけでなく道具選びも、健康寿命を伸ばすためには重要だ。歯科衛生士の資格を持つグラビアアイドル・森くるみ氏が指南する。
「歯ブラシは、ヘッドが薄くて小さいものがいいですね。隅々にまで入るし、角度も細かく調整できますから。毛の硬さは、歯周病を患っている方は柔らかめ。患っていない人は普通がオススメです。硬いと歯肉を傷つけてしまいます」
気になるのは、電動歯ブラシの存在だ。審美歯科『ホワイトホワイト ルミネ新宿店』の歯科医・石井さとこ氏の話。
「うまく利用すればメリットはあります。ただし、通常の歯ブラシで十分に磨くことは可能です」
高性能な電動歯ブラシを併用すれば効率的だが、丁寧に磨くなら1本200円台の歯ブラシでもOKだ。
また、せっかくなら歯磨き粉もいいものを選びたい。
「フッ素入りの歯磨き粉には虫歯を予防し、歯を強くする効果があるといわれます。研磨剤配合のホワイトニング専用の歯磨き粉は、毎日使うと歯への負担が大きすぎるので、使いすぎには気をつけて」(森氏)
なお、口の中は、加齢とともに変化する。石井氏は歯ブラシ、歯磨き粉の年齢に応じたバージョンアップを勧める。気になるなら、「かかりつけの歯科医に歯や歯肉の状態を見てもらって、歯科衛生士さんに選び方のアドバイスを受けるのがいいと思います」。
適切な歯ブラシを選んでも、同じものを長く使い続けるのは禁物だ。
「毛先が開いた状態になると、歯の表面や歯茎にフィットしにくくなり、磨き残しが増えます。一般的に交換のタイミングは1か月に1回と言われます」(森氏)