■ぬいぐるみを寄贈したイケアの“想い”

 なお今回のような形で動物園への寄付を行うのは、イケア・ジャパンとしては「初めての取り組み」だという。

「ささやかな支援ではありますが、今回のぬいぐるみの寄贈が、パンチくんが安心して過ごせる時間を支え、さらに動物園を訪れる子どもたちに、少しでも温かく、楽しいひとときを提供できたら、これほど嬉しいことはありません。いずれパンチくんが仲間のサルたちとの生活になじみ、ぬいぐるみを必要としなくなる日が来ることを願いながら、それまでの間は、パンチくんにとって安心できる存在でいてくれたらと思っています」(イケア・ジャパン広報担当者=以下同)

 パンチくんもお気に入りとなる、同社のぬいぐるみのこだわりは“ディテール”と“安全性”だ。

「ぬいぐるみをデザイン・開発する際には、あらゆるディテールに細心の注意を払っています。なかでも“柔らかさ”“表情”“目”の作り込みには、特にこだわりをもって取り組んでいます」

 同社のぬいぐるみは、健康で安全に関する高い基準を満たしているといい、2歳児の扱いよりずっと手荒な、世界で最も厳しいとされる商品試験にも合格しているのだという。

 一方で気になるのはパンチくんが誤ってぬいぐるみを口にしてしまったときのことだ。その点に関して懸念はないのだろうか。

「塗料や染料はすべて無毒性です。その他金属探知機で異物が残っていないかチェックを徹底、小さな部品が外れないよう、たとえば目は刺繍で表現するなど、健康と安全にリスクのない製品へ向け、各国で厳しい安全基準を満たしています」

 ぬいぐるみに癒やされるのは人間だけでなく、動物も然り。パンチくんがぬいぐるみとの交流を通しながら育っていく姿を、あたたかく見守っていきたい。