■昭和から令和にアップデート! シン健康常識【食事編】
【昭和の常識】 1日3食をしっかり食べるべし
【令和のシン常識】 1日3食にこだわる必要はない
「時間が来たから、とりあえず何か食べるという意識は、肥満を招きます。時間ではなく、空腹感を目安に食事をとるのが理想です」(総合内科専門医の秋津壽男氏)
【昭和の常識】 牛乳を飲めば骨が丈夫になる
【令和のシン常識】 牛乳だけで骨は強化されない
「牛乳から得られる骨粗しょう症予防効果は微々たるもの。骨を強くするなら、むしろビタミンKが得られる発酵食品の納豆がいい」(秋津氏)
【昭和の常識】 真夏に汗をかいたら塩分摂取を
【令和のシン常識】 塩分摂取はふだんの食事で十分
日本人の食塩摂取量は1日平均9.8グラムで、WHOの推奨(5グラム未満)を大きく上回る。炎天下での労働や運動時以外の“追い塩”は不要だ。
【昭和の常識】 野菜ジュースは健康にプラス
【令和のシン常識】 野菜ジュースの飲み過ぎは不可
「抗酸化物質が豊富な皮部分を除いたタイプの市販野菜ジュースは、甘いジュースを飲むのと一緒」(新潟大学名誉教授の岡田正彦医師)。皮を含んだ自家製がベターだ。
【昭和の常識】 海藻を食べると髪が増える
【令和のシン常識】 海藻の成分に増毛効果はない
「髪の毛を増やしたければ、牡蠣など貝類を食べましょう。亜鉛やマグネシウムなど、髪の健康維持に必要な栄養を補給できます」(秋津氏)
【次回】飲酒後の風呂やサウナは百害あって一利なし よかれと思って逆効果「間違いだらけの健康公式」【睡眠・入浴編】では、「飲みすぎた次の日は入浴で汗をかいて酒を抜く」という昭和の常識は危険な行為だったや、ブームが続くサウナの危険性なども詳報する。
《#01【運動・ウォーキング編】はこちらから》《#03【睡眠・入浴編】はこちらから》《#04【日常生活編】はこちらから》
岡田正彦(おかだ・まさひこ)
医学博士。予防医療学のプロフェッショナル。1972年、新潟大学医学部を卒業。新潟大学名誉教授。水野記念病院理事、水野介護老人保健施設長。予防医療学を専門とし、米国心臓学会プロフェッショナル会員。2002年に臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」を受賞。長年、病気を予防するための診療をおこないながら、日本人におけるがんや血管障害などの危険因子を探るための調査にも関わる。ワクチンやがんなどに関する人気著書がある。
秋津壽男(あきつ・としお)
1954年生まれの総合内科専門医。大阪大学工学部醗酵工学科卒業後、和歌山県立医科大学医学部に入学。卒後、循環器内科にて「心臓カテーテル」「心エコー」「不整脈」を専攻。98年に、東京労災病院等を経て、品川区戸越銀座に秋津医院を開業。テレビ東京系『主治医が見つかる診療』では2005年の番組開始以来、18年間連続レギュラー医師を務めている。著書『長生きするのはどっち?』『がんにならないのはどっち?』シリーズがベストセラーに。