■ピラミッドの条件とは

 酒井さんがピラミッドの条件として挙げたのは、本殿となる山の頂上付近に太陽石や立石があること。そして近くに拝殿となる山があり、そこに祭壇などがあることです。

 つまり、葦嶽山は太陽信仰の聖地で、参拝者は拝殿(すぐ隣にある鬼叫山)から神様にお祈りを捧げていたということですね。

 同様の山は他にも多くあります。例えば、富山県立山町の尖山(とがりやま)は古代の祭祀場だったとされ、山頂から巨石群も発見されています。

 また、滋賀県野洲市の三上山(みかみやま)は近江富士と称されるきれいな三角形の山で、こちらも同様に巨石群があります。三上山は、日本神話の天之御影命(あめのみかげのみこと)が降臨した聖地でもあるので、古くから特別な地だったことは間違いないと思います。

 ちなみに酒井さんは、ピラミッドはエジプトではなく、日本が起源だと考えていたそうです。しかも、ピラミッドは王の墓ではなく太陽の神様(天照日神)を祭る神殿だったとも、主張しています。

 まさかと思う人も多いでしょうが、私は、この意見に賛成です。ピラミッドは、星や太陽の動きに基づいて正確に作られたと聞きますし、宇宙との交信といいますか、太陽などのエネルギーを感じ取る場所だったともいわれています。