■タレントの評価は「完全にブラックボックス化」
『週刊文春』では80年代、90年代、2000年代に性加害に遭ってきたという元Jr.たちを取材。7人目の証言者が岡本氏となったが、4月13日発売の同誌では、8人目の証言者であるD氏が証言している。
ジャニー氏と関係を持つことで事務所内での立場がステップアップするという“幻想”がJr.になければ、このような事態は起こっていないと分析。そして、ジャニー氏をトップとする事務所の構造的な問題があり、「タレントたちの評価が、完全にブラックボックス化されちゃっているからできたことですよね」と語った。
「“タレントたちの評価がブラックボックス化されている”というのは、どのような評価基準があり、デビューするタレントやグループが決められるのか分からない、ということですよね。これまでも誰にどう評価されるのか分からなかった。だからジャニー氏に気に入られないと売れない、ということでしょう。
もちろん、そこに性被害が介在するなんて言語道断ですし、当然、今のジャニーズ事務所内でそういったことはない。しかし、今もなお、タレントの評価基準は明確になっておらず、状況的には同じだと言われているんです」(前出の夕刊紙デスク)
■SixTONESメンバーが暴きたい「ジャニーズの闇」とは……
4月6日発売の『女性セブン』(小学館)のグラビア&インタビューにはSixTONESの6人がそろって登場。メンバーは特集内で「“暴きたい”と思っているジャニーズの謎は?」という質問にそれぞれ回答しているのだ。
松村北斗(27)は「ジャニーさんがグループのメンバーをどういうセンスで選んでいたのか」、田中樹(27)は「デビューを決める過程が気になる。ジャニーさんのいないいま、どんな関門があるのか」、ジェシー(26)は「次にデビューするのは誰か」を、暴きたい謎として挙げている。
「デビュー組のSixTONESであっても、次にデビューするのが誰なのか、どんなグループなのかを全く知る状況になく、気になるということですよね」(前出の夕刊紙デスク)
ジャニー氏に代わって若手の育成に尽力していた滝沢秀明氏(41)が退所したこともあり、より謎が深まっているとも考えられそうだ。
「今のジャニーズ事務所内では、ジュリー氏と娘で将来の社長候補と目されているAさんに気に入られないと“売れない、売ってもらえない”と言われています。SixTONESは“ジャニーさんの次はジュリー社長とAさんが基準なのか?”と投げかけたとも受け取れるわけです。
ジュリー氏とAさんに気に入られている最たる例がなにわ男子で、彼らは実力が伴っていることもあるんでしょうが、ガンガン売り込んでもらえている。一方で、その他の若手はどうしたらいいか分からずに苦しんでいると。
デビュー組のSixTONESからも疑問を呈する声が出ていて、タレントの選定はジャニー氏がいたときから変わることなく“創業家”の意向次第とも考えられる。“被害者”から問題の根源とも言われたブラックボックス状態は今も変わらず続いているということではないでしょうか……」(前同)
“ジャニー氏の闇”問題は今後、さらに大きな展開を見せていくのかもしれない――。