■ノンスタ石田はコロナ禍をきっかけに週休2日に
NON STYLEの石田明(43)も、2021年10月の『あちこちオードリー』で相方の井上裕介(43)から「子育てをしたいから、仕事来ても断るのよ」と明かされたことがある。
石田は2012年に結婚。2017年に双子、2020年に第3子が生まれ、3人の娘の父親でもある。
家族との生活を重視するようになった理由について、石田は「めちゃくちゃ働いてきたやん、ずーっと休まずに何年も働いてきたやんか。そのときはそれが幸せやと思ってたけど、特にコロナ禍入って、1回3か月間お芝居が入っててんけど、それが全部なくなったんよ」と振り返った。
所属する吉本興業は空いた仕事の穴を埋めようとしてくれたそうだが「“ちょっと待ってください。1回休ませてください”って。そんなに休んだことないから。結構、休ましてもらったんよ。(この場の)みんな気づいてない。豊かさは、ここにはない」と話し、笑いを誘っていた。
■オードリー若林もイクメン
前出のお笑いプロ関係者が続ける。
「石田さんはコロナ禍をきっかけに週2日の休みを取って家族との時間を大切にしているんです。そして、ブラマヨ吉田さんの話を真剣な表情で聞いていたオードリーの若林さんも、スケジュールをパンパンに埋めないようにしているといいます」
オードリーは『あちこちオードリー』や『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)といったコンビでのレギュラー番組を多数抱えているほか、若林ピンでも『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)、『午前0時の森』(日本テレビ系)など忙しく仕事をこなしている。
「ただでさえ忙しいわけですから、特別な理由がない限りは新規の仕事は入れず、家族の時間を大切にするようにしているといいます。若林さんの口からも、昨年3月に誕生した愛娘との話が出てきますよね。先日も『オールナイトニッポン』で、娘さんと一緒に『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)のコンサートに行ったエピソードを話していました。
これまで芸人といえば、365日途切れることなくテレビや舞台に出続けることが人気のバロメーターでもありましたが、今の時代は人気芸人の働き方も変わってきているんです。
仕事を入れすぎると疲弊してしまうからということもあるでしょうし、長く続けるため、長く面白い存在でいるために、それには休みも、そして家族との時間も大切、となってきているということではないでしょうか。芸人界の働き方改革、それを超売れっ子の彼らが実践していますよね」(前同)
かつて芸人は破天荒であることが求められたが、家族との時間を大切にすることがお笑い界のスタンダードになりつつあるのかもしれない。