■「この世は“やってみないとわからないこと”であふれている」

「永瀬はこのインタビューのなかで、《選択について掘り下げ考えることがめったにない。数千回の選択はほとんどがきっと無意識に直感で選んでいるもの。それをいちいち難しく考えるのは本末転倒というか》と話し、『正解を選ばなきゃ』『ちゃんと決めなきゃ』との思いがかえって自分を苦しめてしまうことになる、と分析しているのです」(前出の音楽関係者)

 永瀬はその上で、こんな風に言葉を続けている。

《僕の中には「周りに流されたくない」、「自分の意見を持たなきゃ」、そんな意識も特にない。その理由は、ときに流れに乗ることも大事だと思っているから》

《どんなにひとりで考えたところで、現場では何が起こるかわからない。それと同じで、この世は“やってみないとわからないこと”であふれている。だから僕は「こうじゃなきゃダメだ」と自分をせばめるような考えは持たないようにしています》