奈緒(28)が主演する『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)。初回が平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯)と堅調なスタートを切ったが、ここから大化けする可能性を秘めているという。

『あなたがしてくれなくても』は、配信サイト『めちゃコミック』で2018年の年間ランキング1位を記録したハルノ晴氏原作のコミック(双葉社)がベース。夫婦のレスをテーマにした、攻めた内容が注目されていた。

 フタバ建設・営業推進部で働くみち(奈緒)は、結婚して5年になる夫、陽一(永山瑛太40)とはレスになって2年。自分に魅力がないのかと、悶々と思いを巡らせていた。

 一方、みちの会社の上司、新名(岩田剛典/34)はキャリアウーマンの妻・楓(田中みな実/36)とは理想のカップルだと周囲から思われているが、夫婦で向き合う時間はほとんど取れていない……というストーリー。

 お互いに相手のことを思いながらも、レスが原因で関係がギクシャクしていく展開はリアルだったようで、ツイッターには「開始5分でしんどかったこと思いだしてつらくなったわ」「30代前半は私もまだ子供が欲しいと思っていたけどこっちがレスられてた側でどうしたらいいかも解らなくて内心病んでた記憶あり」など、共感を覚える投稿が多くあがっていた。

「そのほかに多くあがっていたのが、“夫婦で見るのが気まずい”や、“面白いけど、絶対一人で見るやつ”など、誰かとリアタイでは見にくいという声です。攻めた描写が多かったり、夫婦間の問題を扱っているためです、一見、ネガティブな意見ですが、これが今後、配信での伸びにつながりそうなんです。

 ヘタすると木村拓哉(50)『教場』を食ってしまうかもしれません」(ドラマライター・板橋六郎)