病気ではないが、なんだか疲れてダルい……。三寒四温のこの季節、体の不調に悩む中高年は多い。
「医療教育事業リーフェホールディングスが行った調査では、約82%の人が春に体の不調を経験したことがあると回答しています。
春の寒暖差による自律神経の乱れが、体調に影響を与えるといわれています」(生活情報誌ライター)
そうした春の体調不良に悩む読者にオススメしたいのが、“プチ断食”だ。
『あおき内科・さいたま糖尿病クリニック』院長で、『「空腹」は最高の健康習慣 ホルミシスが人生を変える』(PHP研究所)を著書に持つ青木厚氏が、断食の意味をこう話す(以下、コメントはすべて青木氏)。
「現代では、1日3食が良いとする風潮もありますが、むしろ休みのない消化活動は胃腸や肝臓を疲弊させて免疫力を下げます。また、脂肪が蓄積すれば、生活習慣病にもなりかねません」
では、断食は体に、どのような効果を生み出すのか。
「まず直接的な効果として、血糖値や血圧の低下がかなう他、腸を休めることで腸内環境が整います。結果的に、便秘や肌荒れの改善も期待できる。また“オートファジー”という作用によって、長期的には、がんや感染症も対策できます」
オートファジーとは細胞の自食作用のこと。食事で取り入れられるブドウ糖の代わりに、体内に溜め込んだ物質を生命活動のエネルギー源とするのだという。
「食後10時間程度で空腹状態を迎えると、細胞は“飢餓状態”となります。すると、細胞内では異常なタンパク質や古くなったミトコンドリアを分解し、細胞を内側から新しく作り変えていきます。これにより、自然免疫の高まりが期待できます」
つまり、断食で空腹状態を作るだけで、体重の減少や血糖値・血圧の低下、さらに免疫力アップまで期待できるわけだ。