4月13日には北村匠海(28)主演のフジテレビ系月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』の第1話が放送されるなど、各局で2026年4月期ドラマが続々とスタート。それを受けて見逃し配信・TVerのお気に入り登録者数の動向にも“変化”が訪れている――。
月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』は、福井県立若狭高等学校(旧小浜水産高等学校)の生徒たちが、地元の名産品である「サバの缶詰」をJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「宇宙日本食」として認証させるまでの12年間(2006年~2018年)の記録に基づいたノンフィクション書籍『さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』が原案のオリジナルストーリー。
ドラマの主人公は、廃校間近と知らずに若狭水産高校に赴任してしまった新米教師・朝野峻一(北村)。題材の面白さにくわえて、荒川良々(52)、八嶋智人(55)といったベテランの実力派、神木隆之介(32)や萩原利久(27)といった演技力が確かな人気俳優、初主演映画『見はらし世代』(25年)がカンヌ出品された期待の若手・黒崎煌代(23)など俳優陣の層の厚さもあって、放送前から注目されていた4月期ドラマである。
初回視聴率は世帯6.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。そしてTVerのお気に入り登録者数は29.7万人。(4月14日午後4時時点、以下同)。
『サバ缶』の初回の内容には、特に空や宇宙を強調する演出が多いこともあり、《CGすぎる空》《雑CGと演出のクセが強くてちょっと見辛い......》などの声もあるが、
《とにかくキャスティングと映像の質感が好き。あの空の色と宇宙CGはあんまり分からないけど、テンポよく毎週楽しめそうな予感》
《やってみないと分からない。これが基本のドラマ。海の嫌われ者のクラゲは若狭水産高校の生徒に似てる。しかしやってみるとそれに価値を見出す事が出来る。HACCP(※食品の安全管理手法)を取りサバ缶を宇宙食にするのが夢。この先朝野峻一(北村)と木島真(神木)はどう出会うのか?結末は見えているが楽しみ》
《テレビドラマにしてはケレン味のあるカット、映像だったり、極力ストレスを排除したストーリーテリングや演出がとてもイマっぽくて、何か作り手たちの気概を感じる。素晴らしい1話だった》
といった好意的な声も多く、今後伸びしろがありそうなスタートを切った。なお、前期の月9ドラマで橋本環奈(27)主演の『ヤンドク!』の最終的(3月29日時点、1月期ドラマは以下同)な登録者数は66.3万(1月期ドラマ5位)だった。
また、月9と並ぶテレビドラマの代名詞的な枠である「TBS系日曜劇場」は、1月期にはTVerのお気に入り登録者数が絶好調だったことで知られる。
1月期に同枠で放送された鈴木亮平(43)主演のエクストリームサスペンス作品『リブート』の最終的なお気に入り登録者数は146.1万(1月期ドラマ1位)。同作の平均世帯視聴率は11.0%だった。
しかし、4月12日からスタートした堤真一(61)主演の『GIFT』は、初回の平均世帯視聴率が9.4%――22年10月期の山崎賢人(31)主演作『アトムの童』以来4年ぶりに初回が二桁を割ってしまったことが話題に。だが、TVerのお気に入り登録者数は42.1万人で、一気に今期ドラマ3位に浮上したあたりは、さすがの実力を感じさせる。
『GIFT』は車いすラグビーが題材の作品。連ドラは“スポーツもの”の時点でサスペンスなどと比べて敷居が高くなりがちなところがある。『GIFT』は試合シーンのクオリティは高く、視聴者からも好意的な声も多いため、今後、視聴率も上がってくるかもしれない。
月9と日曜劇場、伝統のドラマ枠がそんな状態にあるTVerのお気に入り登録者数だが――現時点で26年4月期ドラマトップのお気に入り登録者数であり、見逃し配信の数字の良さも話題となっているのは、一足先に始まった波瑠(34)と麻生久美子(47)のダブル主演作で日本テレビ系水曜ドラマ『月夜行路 -答えは名作の中に-』(夜10時/4月8日~)だ。