若者の街、東京・渋谷。ストリート文化発祥の地として知られるこの街で今、看過できない事態が起きているという。

「発端となったのは、4月13日までに小学生と思われる公園の利用者がSNSへと投稿した一本の動画でした。動画では、公園内に掲示された《代々木公園バスケットコートはみんなが使用できる共有のスペースです。他の利用者とゆずりあってご利用ください》との注意書きが映し出された上で、“外国人や日本人の大人の方々が占領して、全面コートを使って(バスケを)やっています”と少年が告発。

“私たちがそこで(バスケを)やると危ないからどけ! と言われる”と実態を暴露。“本当に僕たちバスケがやりたいのに、やらせてくれない”と訴える悲痛な声が収められていました」(ウェブニュース編集者)

 無料で、予約も不要。誰もが使えるはずの“みんなのバスケコート”で、子供たちが締め出されている――。そんな告発はまたたく間に拡散し、ネット上でも賛否を呼んだ。

 少年たちの声が注目を集めた背景には代々木公園ならではの事情も関係しているという。公園の利用者の1人が話す。

「代々木公園のバスケコートは、2005年にNIKEジャパンより寄贈されたことでできあがった。22年にはリニューアルされフルコートで2面が整備されています。日本最高峰のストリートボール大会『ALLDAY』が開催されていることから、ストリートバスケ界では“聖地”とも呼ばれる場所です」

 事実、コートには熱心なバスケプレイヤーが集まり、白熱したゲームが日々、繰り広げられている。その熱気こそが、この場所の最大の魅力なのは事実だ。

 だが、実際に本サイト記者が現地へと出向き、目撃したのは聖地の熱気だけではなかった。公園内に2面あるバスケコートの内、車道に近い側にあるコートはガチンコでストリートバスケを楽しむ“ガチ勢”向け。

 ここでは大人たちがフィールド全面を使って試合形式でのゲームに没頭している。日本ストリートバスケの聖地の空気を体感できると言えば聞こえは良いが、実態はゲームが行われている最中は他の利用者はコート内に入るのはおろか、利用者に声をかけるのさえはばかられるような状態だ。