■常見教授が語る『モーニングショー』出演時のこと
最低限の業務だけに携わる働き方として、若者の間に広がる「静かな退職」というテーマ。常見氏はその原因として「若者は(企業が)まともなビジネスをやっているのかどうか、ということを考える」という話の流れで、番組アシスタントのテレビ朝日・松岡朱里アナウンサー(24)に、「毎日、京都の殺人事件(4月25日時点では京都府警は本件を死体遺棄事件として扱っています)をこれだけ報じないといけないのかって思うんですよね。どう思います? 社会を良くしているのかって思いますか?」と問いかけたのだ。
言い淀む松岡アナの傍らで、口を開いたのが玉川氏だった。「それを彼女に話させるのはすごくリスキーですよ。かわいそう。そんなこと聞くべきじゃないですね」と常見氏を牽制。これには、SNS上でも《一番立場の弱い松岡アナに話を振り、公衆の面前で返答を求めてる時点で(松岡アナに対する)パワハラでは》などとハラスメント指摘をする声がある一方で、《テレビに出る以上どう思うかぐらいは言えた方が良い》《松岡アナが答えられるわけがないが一石を投じた》と意見は割れている。
朝から大荒れとなった同日の放送だったが、常見氏の真意はどこにあったのか――放送翌日の24日、本サイトは本人に話を聞いた。
まず常見氏は、大前提として、「“今の若者はこうだ”という風潮を煽るようなレッテル貼りをしたくない」というスタンスが自身にあることを強調する。
「玉川さんは“生き残る人間しか生き残らない”と、まるで若者が苦しいのはいつの時代も“当たり前”だという論を唱えました。でも、それでは建設的な議論にならない。打たれ弱いのが悪いとでもいうような、問題の矮小化に熱くなってしまいました。結果的に早口になってしまったことは認めますが、建設的な議論をしたかっただけです。持論の開陳ではなく、理論で説明したかったのです」