■第2話では「タップダンスみたい」とツッコミ発生

 前出のテレビ誌編集者が続ける。

「第2話の場合、“事件現場を偽装するために学校の校庭で2人が争っていたような足跡を残す”という偽装工作そのものはいいのですが、それをそのまま映像化した結果、“夜中の校庭で、犯人(宮澤エマ)が1人でタップダンスを踊っているよう”というシュールな画になってしまい、やはりツッコミが殺到してしまったんです」

”被害者の足跡を加害者が一方的に何箇所も踏み荒らしている”という不自然な状態だと瓜原が指摘する重要なシーンではあるのだが、犯人(宮澤)が偽装工作を行なったシーンについて視聴者からは、

《暗闇の中で靴の跡の偽装をするタップダンスwwwww》
《夜な夜な一人でタップダンスやってるみたいでちょっと面白い》
《今回のオモロはタップダンスだったか笑笑》

 と、SNSでツッコミが相次いでいる。

「『教場0』のドラマ版のエピソードは基本的に原作小説の『教場0 刑事指導官・風間公親』や『教場X 刑事指導官・風間公親』が下敷きになっていますが、事件の内容と風間の指導を受ける刑事が原作からシャッフルされたり、人物設定が変更されたりしています。ですので今後も、第1話のタクシーのGPSを使ったダイイングメッセージの件のように、原作からアレンジを加えることで、“改悪”につながってしまうケースもあるかもしれません。

 昨年、NHK連続テレビ小説ちむどんどん』が、脚本のいい加減さや演出の荒さが原因で視聴者からひんしゅくを買い、ドラマ以上に放送後のツイッターでの『#ちむどんどん反省会』が盛り上がったのは記憶に新しいところですよね。

『教場』は過去2回放送したSP版のクオリティが非常に高かっただけに、視聴者のハードルが高く、厳しく見られがち。それは不幸なこととも言えるのかもしれませんが、くれぐれも第3話以降、放送後にツイッターが変に盛り上がることにならなければいいですよね……」(前同)

 赤楚から女性の新垣へ“新人刑事”のバトンが引き継がれたことで、ドラマの空気感にも変化が訪れるだろう。4月24日に放送される『教場0』第3話に大いに期待したい!