韓国・ソウルで、日本式ラーメンが一大ブームになっているという。
韓国グルメといえば焼肉、冷麺、チゲ――。そんなイメージを持つ人も多いはずだが、今、若者たちの胃袋をガッチリつかんでいるのは、“東京最前線”の日本式ラーメンなのだという。
「鶏と水だけで作る水鶏系の美しいラーメンから、油そば、本格つけ麺、家系、二郎系まで街中では様々な店舗を見かけます。もはやひとつ、ふたつのジャンルの流行ではなく、日本のラーメン文化そのものが深く受け入れられていて、人気店には大行列ができているんです」
そう語るのは、東京を中心に年間500杯ものラーメンを食べ歩くインバウンドラーメンコンサルタントで、TBSの人気番組『マツコの知らない世界』への出演経験もある藤野弘行氏だ。
藤野氏によれば、韓国のラーメン店は15年前には40〜50軒ほどだったのが、現在ではソウルだけでも約1200店舗にまで増えたのだという。
その熱狂ぶりは、日本の有名店顔負けだ。
「朝の7時半にもなると、有名店の前には若者を中心に30人くらいの行列ができていて、8時になるとランチタイムの予約のためにお店の方が予約時間の受付や登録を行ってくれる仕組みです。この際にCatchTableという日本の食べログのようなお店のレーティング機能と、ウェイティング機能を有したアプリを使います。このアプリを使えば現在の順番待ちが何番目か一目でわかる仕組みで、人気店でも混雑が起きにくい。それでも朝の予約とお昼の入店までに1時間以上は店の前で並んだので、韓国でのラーメンブームは本物でしょう」(前同)
客層の中心は20~30代。ソウルの中でも若者文化を発信する弘大エリア に名店が集まっているのだという。
「韓国における渋谷や原宿のような場所で、ラーメン文化が育っているからか、若者文化としての色合いがかなり強いです。ただ、朝から行列に並んでまで予約をしようとする客は男性中心。並んでいる人の9割は男性でした」(同)