岡田将生(36)と染谷将太(33)がW主演を務める『田鎖ブラザーズ』(TBS系/毎週金曜午後10時〜)の第3話が5月1日に放送された。今回は、SNSでも話題になりつつある同作品の「映像美」について、テレビ誌記者として15年以上、現場に入り続けてきた経験から、語ってみたいと思う。
【以下、作品のネタバレを含みます】
同作は、31年前の両親殺害事件の犯人を、自らの手で追うため警察官となった兄弟の姿を描く新井順子プロデューサーによるクライムサスペンス。2010年4月27日に殺人事件の時効は廃止されたが、わずか2日の差で時効成立になってしまった同事件の真相に、刑事の兄・田鎖真(岡田将生)と検視官の弟・田鎖稔(染谷将太)が迫っていく。
その第3話では、管内のアパートで放火殺人と思われる事件が発生する。被害者は一人暮らしの20代女性。真の稔の現場調査により、被害者宅の畳の下から金塊が発見される。この金塊が事件の引き金を引いた可能性が高い。そんななか、防犯カメラの映像から、首筋にタトゥーを入れていた男が関与していた可能性が浮上。
しかし、真は火災当時、「放火犯は現場に戻ってくることが多い」といった理由で、集まった野次馬を撮影していた。そこには、首筋に大きな“痣”がある男性が…。「タトゥーではなく、痣だったんじゃないか」──そう確信した真は、その男のマンションを突き止めるが、寸前で逃げられてしまった。
そして問題は同話の終盤だ。真と稔の両親を殺害した、もしくは何かの鍵を握っていると目されていた津田(飯尾和樹・57)。津田は末期がんで入院していたが、その津田が死んでしまう…! その遺品の中からは鍵と電話番号が書かれたメモが。
その電話番号に真が電話をかけると、兄弟の父・朔太郎(和田正人・46)が働いていた辛島金属工場の元工場長・辛島貞夫(長江英和・67)の妻・辛島ふみ(仙道敦子・56)が電話口に出た──!
これにX(Twitter)では、「まさか、黒幕は工場長の妻!?」「仙道敦子さんキター!」「そうだよな。仙道敦子さんがチョイ役なわけがないんだよ」「津田が調べていたということは、田鎖兄弟殺害犯と何か関係がある?」と大騒ぎになっている。
だが本作のプロデューサーは新井氏。事はそんなに単純ではないだろう。そもそも津田は、工場長と田鎖兄弟の父親の違法行為について調べていた。ならば、工場長の妻であるふみの電話番号のメモを持っていても不思議ではない。それより気になるのは、ドラマ公式HPで、津田役の飯尾が、インタビューで津田について「なかなか悲しい人生を送る人物」だと評したことだ。
ふみがついに表舞台に出てきたことで、謎に包まれている津田の「悲しい人生」という面が今後、明らかになることが考えられる。なぜ、末期がんなのに今まで、病院で治療した形跡が見られなかったのか。事件の謎を解く重要なパーツになる可能性は高いだろう。