■布施明の『マイ・ウェイ』にも注目が集まったワケ
前出のワイドショー関係者は続ける。
「高橋さんと永瀬さんが涙目になっていたのは、脱退する岸さん、平野さん、神宮寺さんの3人との思い出が頭に浮かんでいたのかもしれませんね……。
圧巻だったパフォーマンスの熱量的にも、最後の楽しげな雰囲気的にも、やはり3人が辞めて、キンプリが2人になることはちょっと信じられない。平野さん、岸さん、神宮寺さんが辞めて、デュオユニットになってしまうことは、やっぱりかなり厳しいことだと痛感させられる放送でもありましたね……」
それほど、『うたコン』での“5人のキンプリ”が素晴らしかったということだが、彼らにあらためて注目が集まった一方で、キンプリ目当てで『うたコン』を見たファンから「感動した」という声が相次いだ、意外なベテラン歌手もいたという。
「キンプリが歌う前に、布施明さん(75)が『マイ・ウェイ』を歌ったんです。原曲は1967年のフランス語の曲で、それを元に英語の歌詞(原曲の翻訳ではない)を書き下ろして、1969年にフランク・シナトラの楽曲として発表。世界中の歌手にカバーされていて、布施さんは1972年に同曲をカバーしています」(前同)
『マイ・ウェイ』の歌詞の内容を要約すると、“出発が近づき昔を思い出すが、心で決めたように、信じた道を行こう”という旅立ちをイメージさせる歌詞。これに布施の力強い歌声が合わさった結果、“キンプリへの応援歌”のように感じたファンが非常に多かったようだ。
《マイ・ウェイ、泣けたよ。同じNHKホールの舞台にいるキンプリのメンバーそれぞれが決めた道への大先輩・布施明さんからの歌のエールのように思えちゃった》
《布施明さんのマイウェイで涙腺崩壊 ファンの気持ち考えるとしんどい。なんで離れなきゃいけないのかな、、、》
《このタイミングで聞く布施明の曲、キンプリを歌ってるみたいな歌詞だな。力強いいい曲だ。流石。》
《布施明さんのマイ・ウェイなんかグッと来るなキンプリちゃんと重なる》
といった声が、SNSに多く寄せられたのだ。
多くの感動があった4月18日の『うたコン』生放送。5人のキンプリの軌跡が、また一つ刻まれたと言えるのだろう――。