■側近・財部銀平の裏切りで浮上した“突き落とし犯”
一方で、光誠(高橋/1人2役)を階段から突き落とした人物をめぐる考察も動いている。
注目したいのは、第4話で描かれたNEOXISと熊本化学工業の半導体事業の交渉だ。熊本地震への支援にNEOXISが動いたことで、熊本化学工業・長峰社長の心をつかみ、提携に成功する。
だが、交渉を担当していた財部銀平(関幸治/47)の存在が引っかかる。財部が長峰社長と被災地で交わした会話で、長峰社長は「被災地の人間として支援には本当に感謝しています。今はNEOXISさんと改めてお付き合いさせていただきたい。そういう思いでいっぱいです」と述べており、被災直後に支援活動に動いたNEOXISの企業としての姿勢に感謝の意を示している。にもかかわらず、長峰社長が一萬田仁志(坪倉由幸/48)率いる蒼萬よりも高い資金提供を業務提携の条件にしてきたのは不自然だ。
第1話でもNEOXISが買収した銀行に莫大な負債があったことが後に判明。光誠はこれを見抜けなかった財部を容赦なく解雇していた。もし財部が“分かっていて”交渉や買収を進めていたのなら、最初から光誠を陥れる側の人間だった可能性もある。
しかも、財部を光誠に紹介したのは東郷義隆(市村正親/77)だった。東郷は光誠に投資をしてきた人物だが、蒼萬とも関係を築いている。第1話で光誠と東郷が決別していたことを考えれば、財部の背後に東郷がいたとしても不思議ではない。
だとすれば、光誠を階段から突き落とした人物も、やはり東郷なのではないか――。NEOXISの企業としての成長に東郷が危機感を抱き、光誠を排除しようとした可能性も浮上してくる。