■女子学生にも大好評

 大学側も反響を歓迎する。筑波大学学生生活課の担当者はこう話す。

「SNSで話題になっていることは学生さんから聞きました。食堂の利用促進にもつながるので、うれしく受け止めています。“学食でこんな本格的なラーメンが食べられるんだ”“おいしい”という声もありますし、キャッシュレス券売機に驚く利用者の方も少なくありません」

 背景には、コロナ禍以降の学食事情もあるという。

「筑波大学には十数店舗の食堂があり、コロナ禍で営業をやめた事業者もいます。今回の反響をきっかけに食堂利用が広がり、将来的には空いている食堂にも新たな事業者が入ってくれればと考えています」(前同)

 食堂で食べられる本格メニューには学生や周辺住民からも歓喜の声が上がっている。

「二郎系は初めてでしたが、ニンニクが効いていてパンチがあるのに驚きました。いい経験です」(医学群医療科学類2年・女性)

「Xで見て気になって来ました。『龍介』さんはこの辺では有名と聞いていましたが、本格的な味でびっくりしました」(20代・男性)

 記者も話題の『特龍汁なし』を実食。注文時にアブラや野菜の“マシマシ”を選べるのは、二郎系好きにはうれしいポイントだ。醤油ベースのタレに味付きアブラ、さらにチーズが絡み、すする手が止まらない。手揉みの太麺はワシワシと食べ応えがあり、甘みのある醤油ダレをしっかり持ち上げる。化学調味料のパンチはやや控えめだが、麺そのもののうまさは学食の域を超えている。

 令和の学食は安く腹を満たす場所から、食べに行きたくなる場所へ変わりつつあるのかもしれない。

筑波大学
文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校ならびに指定国立大学法人に指定されている。JSコーポレーションが毎月公表している2025年1月31日集計の「大学人気ランキング」では国公立大学で全国2位になっている