ヤンキースに所属するA・ジャッジと本塁打王を争う村上宗隆や、その村上と新人王争いをすることになりそうな岡本和真、サイ・ヤング賞を本気で狙う投手・大谷翔平など、野球の本場を席捲する日本人選手たちが今季勝ち取りそうな栄冠を徹底調査。海の向こうの彼らの活躍に刮目だ! 

 同一シーズンでは歴代最多となる14人もの日本人選手が、しのぎを削る今季の大リーグは、達成が期待される記録も目白押し。

 特に村上宗隆(26)&岡本和真(29)の活躍は、根強くあった「内野手は通用しない」との評価を一変させるものだ。

「ドジャース専門メディアの『ドジャースウェイ』は、“(ホワイトソックスが)最初にすべきことは村上との契約延長だ。もし、そうしなければ彼がFAになったとたん、ドジャースが彼に接触してくるだろう”と報じました。

 日本人選手が取り合いになったり、タイトル争いを演じるなんて、一昔前には考えられなかったですよね」(スポーツ紙大リーグ担当記者)

 そこで今回は、侍たちが成し遂げそうな快挙&記録を紹介していこう。

 まずは、5試合連続弾など早くも猛打爆発のホワイトソックス・村上から。

 本塁打&打点は、5月18日時点でA・ジャッジ(34)を抑えてリーグ単独トップで、本塁打王も夢ではない。

 現状のペースを維持できれば、P・アロンソ(31/オリオールズ)が2019年に記録した新人最多本塁打53本の更新も十分射程圏内だ。

 大リーグを長年追う評論家の福島良一氏も「想像以上」だと、絶賛する。

「本拠地シカゴは、春先はまだ寒く飛距離も出にくい。そういう中で、ほぼすべての本塁打が、打った瞬間に、それと分かる打球速度&角度で上がっているのが、まず素晴らしい。さらに四球の多さも特筆に値します」

 昨季歴代ワースト5に入る121敗を喫したチームも、ここまで勝率5割前後をキープと、想定外の大健闘を見せている。

「村上の存在がC・モンゴメリー(24)ら若き主力にも好影響を与えていて、チーム本塁打もア・リーグ全体で下から2番目だった昨季から一転、中地区でトップ。“村上効果”で観客数も跳ね上がっている。チームも、そう簡単には彼を手放さないでしょう」(前同)

 では、下馬評も高くはなかった村上が、ここまで適応できた理由とは何か。

 大リーグ経験者の藪恵壹氏は「野球文化の違い」を挙げて、こう続ける。

「一つは投手がストライクゾーンで、どんどん勝負してくれること。それと、やっぱり心おきなくフルスイングできるというのも、彼にとっては大きいと思う。

 日本ではよくある“追い込まれたらミート中心で”みたいな考え方は向こうにはない。日本と違って、三振の多さを、とやかく言われることもないからね」