■感動が弱い『タツキ先生は甘すぎる!』
続いて、町田啓太(35)主演の『タツキ先生は甘すぎる!』(日本テレビ系/土曜よる9時~)は、学校に行けない子供たちが安心して過ごせるフリースクール「ユカナイ」が舞台のヒューマンドラマ。町田は、子どもたちに甘すぎるほど寄り添うフリースクールの教室長・浮田タツキを演じる。
そもそも本作で描かれるイジメ、不登校、引きこもりと解決すべき問題のハードルが高い。毎回、一応の解決は見られるが、本作同様に子供が抱える問題をメインに描かれた、24年放送の松下洸平(39)主演作『放課後カルテ』(同局系)のように、しみじみと感動したり、スッキリしない。
さらに『放課後カルテ』の主人公・牧野は小児科医だったが、タツキのスキルはアートセラピーのみ。毎週起きる子どもの問題はトライ・アンド・エラーでなんとかしているおり、自身の息子・蒼空(山岸想/15)の引きこもり問題も解決できていないので、主人公に頼りなさを感じてしまう。
そういうキャラと言えば仕方ないが、やはり、物語にはしっかりした軸がないと、落ち着いて見られない。フリースクールの代表・三雲(江口洋介/58)がタツキの導き手の役割なのだろうが、ちょっと顔を出しては、アドバイスするぐらいなので、軸にはなりきれてない。
『放課後カルテ』での教師・篠谷(森川葵/30)のように、子どもたちとだけでなく、元中学教師のスタッフ・しずく(松本穂香/29)とバディになって問題に取り組めば、頼りなくとも応援する気になれるのだが……。平均世帯視聴率は4%を維持も、TVerのお気に入り登録数は35万台に沈んでいる。後半の松本穂香の活躍に期待したい。