■軽い羽毛布団は逆効果!? 我が家のせんべい布団で安眠
日々、進化する“快眠グッズ”。フワっと軽い、高級羽毛布団も続々と登場。奮発して買ってみるか……。そう思ったアナタ! ちょっと待った!
「実は、掛け布団は“重たいほうが安眠できる”という研究結果があるんです。
スウェーデンのウプサラ大学の実験では、重いブランケットを使うことで、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌量が約32%増加し、ストレスが約33%軽減したことが分かっています」(医療ジャーナリスト)
なぜ、重たい布団が効果的なのか? 不眠症などの治療に30年以上携わる、睡眠専門医の坪田聡氏は、次のように推察する。
「重い掛け布団は、体に適度な圧力がかかり、全身を“ギュッ”と包み込まれる感覚が得られます。
それが、人に抱きしめられている感覚に近く、結果、脳がリラックスした状態になり、睡眠の質も向上したのではないでしょうか」
実際、羽毛布団では物足りないという意見も多い。
「『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、布団と健康がテーマになった際、東野幸治(58)や、松嶋尚美(54)ら昭和世代が、“重たいほうが落ち着く”と回答しました。
また、キャスターの草野仁(82)も“昔の布団は重かった”と、これに賛同していました」(芸能ライター)
こうした昭和世代の方々は、いわゆる“せんべい布団”で、ぐっすり眠るほうが、賢い選択なのかもしれない。
「暑くなるこれからの季節も、エアコンの風を直接浴びないために掛け布団を上手に使ってください。ちなみに、室温は26度前後が理想です」(前出の坪田氏)
人は体温が下がるときに眠くなるという。
「高温多湿で汗が蒸発しにくくなると、眠りが浅くなります。エアコンは最低でも3時間、できれば一晩中つけておいて室温を管理すること。特に、“寝始めの3時間”を快適な室温にしましょう」(前同)
高価な寝具に頼らず安眠を得る。これぞ、まさに“0円健康術”。
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丸山晴美(まるやま・はるみ)
外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。
坪田聡(つぼた・さとる)
医師、医学博士。雨晴クリニック副院長。日本睡眠学会、スポーツ精神医学会、日本医師会所属。医師としての診療のほか、高齢者を中心に睡眠障害を治療。睡眠専門医として、20年以上現場に立ち続ける。「快眠で健康な生活を送ろう」というコンセプトのもと、睡眠の質を向上させるための指導や普及に尽力。ヘルスケア・コーチング研究会代表世話人も務める。