千葉県の市川市動植物園で5月17日、世界中が注目するニホンザル・パンチくんらが暮らすサル山に、外国人の配信者が乱入する事件が発生した。千葉県警市川署は同日、威力業務妨害の疑いで自称アメリカ国籍の男2人を逮捕した。

「逮捕されたのは、リード・ジュナイ・デイソン容疑者(24)と、ニール・ジャバリ・デュアン容疑者(27)です。2人には、立ち入り禁止のサル山に入り、園の職員の業務を妨害した威力業務妨害の疑いが持たれています。

 2人はいずれも容疑を否認していますが、捜査関係者によると、逮捕前にデイソン容疑者が“サッカーの賭けに負けてやることになった”などと話していることも分かっています」(地方紙社会部記者)

 生後9ヶ月のパンチくんは、ぬいぐるみを抱える姿や飼育員に甘える動画が園の公式Xでバズり、国内外で大人気を博している看板的存在だ。今回の犯行の裏にも、パンチくんの“知名度”が影響していたと見られるという。

「容疑者2人は仮想通貨を扱う配信グループと見られており、来園者がTikTokやXに投稿した動画には、仮想通貨のアイコンであるキャラクターの着ぐるみを着た配信者がサル山に入る様子が映されています。パンチくんが英語圏でも人気なことに目をつけ、再生数や注目度稼ぎに利用したのでしょう。実際、容疑者たちが扱う仮想通貨のXは事件後も更新されており、2人の逮捕を伝える英BBCや米ABCのニュースなどをリポストしています」(WEBメディア編集者)

 事件を受け、園は18日に公式Xを更新し、《侵入事件について》と題して動物たちの現状や今後の方針などを発表。19日よりサル山で《観覧規制エリアの拡大》《規制エリアに侵入防止ネットを設置》《規制エリア内の常駐パトロール》を実施すると告知し、《協議ではサル山撮影の全面禁止も議論に》と、撮影禁止の可能性にも言及した。

 また、《全面禁止の手法や生じる影響について、更なる検討を進めます》とし、《なお、これまで多くのYouTuber様などより撮影に関する相談や企画書をいただきましたが、かかる事態を踏まえ当面保留とさせていただきます》とも発表している。