■娘の学費も必要で…
副島さんの現在の月の手取りは50万円ほど。収入の35%がローンの支払いに消えている計算だ。このまま住宅ローンの金利がさらに上がり、27年中に2%の大台を突破すれば月の支払額も約19万5000円にまで上昇する。月の支払金額も当初の予定より2万7000円も増加する形だ。
副島さんが続ける。
「娘は現在高校1年生。今後、大学進学も控えており学費も必要です。幸い、娘が幼い頃から将来の学費は積み立ててきたのですが……」
娘の将来のためにと積み立てた教育資金は400万円超。若いうちからしっかりと準備してきたため、子供の教育費には困らないはずと、確信していた副島さんだったが、このまま金利が上がり続けるとなると“虎の子”の400万円を繰り上げ返済のために使い、月々の住宅ローン返済額を少しでも下げようかと悩んでいるのだという。
長年計画的に貯めてきた娘の将来に向けた教育費。副島さんは家族の住み家を失わないためにも、ここでその大切なお金を使っていいものなのか――。
税理士法人アクシア代表社員で、公認会計士・税理士、CFP資格(日本やアメリカなど世界各国・地域で認定されている国際的なファイナンシャル・プランナーの最上位資格)を持つ宮岡秀峰氏が解説する。