■「いじめにも直結しかねない企画」元テレ朝プロデューサーも苦言
そんな『あのちゃんねる』は、2025年秋から現在の「ドリームエンタ」枠(月曜深夜 0時15分~)で放送されているが、当初は若手スタッフが手掛ける「バラバラ大作戦」枠の番組として始まった。
「バラバラ大作戦」は、月曜深夜から木曜深夜にかけて放送されているテレビ朝日のバラエティ番組枠。25分枠のレギュラーバラエティ番組を1日2本ずつ、1週間で計8本展開している。さらに、「バラバラマンスリー」という月替わり枠もあり、こちらは20分枠である。
同枠は「地上波の枠にとらわれない多角的な展開で攻めていく」というコンセプトのもと、テレ朝に所属する20代から30代のプロデューサーとディレクターらが担当する放送枠。中には、齊藤京子(28)とヒコロヒー(36)の冠番組『キョコロヒー』などヒットした番組もあるが――、
「とにかく細かく、枠名通り“バラバラ”と低予算のコンテンツを多く展開しているために、スタッフの人手が足らず、また局の方も今回のような“暴走”に対してチェック機能が働かなかったのでは、とささやかれていますね。だとしても、今回のひどい企画の件はフォローできませんが……」(前出のキー局関係者)
本サイトは、元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道に話を聞いた。鎮目氏は、古巣であるテレ朝の番組で勃発した今回のトラブルについて、こう解説する。
「そもそも現代では、人の悪口や、厳しくあたる企画自体が受け入れられなくなっています。特に、若い世代の視聴者の間では、人を攻撃するタイプの笑いを面白いと思う人がどんどん減っている。かつての、言ってしまえばバブルや昭和時代の“笑い”はウケなくなってるんです。それに、テレビではコンプライアンスを考える必要がありますが、今回のものはいじめにも直結しかねない企画ですよね。そういう意味でも、今の時代にやるのはテレビマンとしてセンスがないと思います」(鎮目氏、以下同)
確かに、番組の影響で「嫌いな人を言い合おう」という罰ゲームが学校などで行なわれたら、いじめに繋がってしまうことが考えられる。