大学卒業後大手メーカーに就職し、大阪府内で暮らす酒井隼人さん(26・仮名)。現在の給与は月に額面で30万円以上だ。そんな酒井さんのスマートフォンに《ご入金の確認をすることができませんでした》と記載されたメールがクレジットカード会社から届いたのは6月上旬のことである。同世代と比較すると恵まれた給与を受け取っているはずの酒井さんの身にいったい何が起きたのか。今回は20代の若者が抱えるお金の問題を専門家と共に検証する。

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 現在、社会人4年目の酒井さんは入社直後から投資を開始。毎月7万円のお金をNISA口座に振り込んでいるという。

「マイクロソフトやエヌビディア、アップルといったアメリカの代表的な企業で構成されたS&P500を中心に投資信託を購入。継続して投資を続けたからか100万円以上の含み益が出ている状況です」

 スマホのアプリに表示される証券会社の資産残高は順調に増えている酒井さん。それなのになぜ、カードの支払いが滞っているのか。原因は私生活にあるそうだ。

「30代が近づくにつれて周囲から結婚報告が届くんです……。そろそろ僕も婚活しようと思い昨年からマッチングアプリに登録。2つのアプリの利用料金は月に2万5000円ほど。半年間でアプリを通じてデートにまでこぎ着けた女性の数は30人くらいですかね」

 それとは別に女性とのデートに備え、百貨店で衣服も頻繁に購入。それ以外にも大きな負担になる支払い項目があったという。

「デートなんで食事代は“男が払うべき”ですよね。女の子の分も全額払ってしまって……」