温泉といえば、秋や冬に行くイメージがあるが、暑さに体を慣らす意味でも、夏目前の今がオススメだという。そこで今回、有識者の協力を得て、全国から、これからの季節に「体が整う温泉」を選出。日本列島を北から南へ、厳選30か所の名湯を紹介しよう。
蒸し暑さが体にこたえる季節となり、帰宅後の風呂は、シャワーでサッとすませるそんな方も、多いのではないだろうか。
「それはもったいない。湯船につかると汗をかく機能が鍛えられ、暑さに強い体になります。夏の到来が近い今こそ、お風呂にしっかり入ってほしいです」
こう話すのは、温泉療法専門医の早坂信哉氏。特に、これからの季節はお湯に炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉がオススメだという。
「炭酸泉は通常、36〜38度前後のぬるめで入りますが、体温に近いお湯に入ることで体への負担が少なくなる。さらに、炭酸ガスが皮膚から吸収されて血管を広げるので、血流の改善が期待できます」(前同)
結果、体にも嬉しい変化が現れるという。
「血流が改善すると、筋肉に蓄積した老廃物や疲労物質が排出されやすくなります。また、肩こりや腰痛など、局所的な血行不良が緩和されますし、EDの予防にもつながります」(医療ジャーナリスト)
多忙な人なら自宅の浴槽に炭酸系の入浴剤を入れるのでもいいが、せっかくなら、全国の温泉地へ足を延ばしてほしい。
「仕事や人間関係などのストレスがある、日常生活の場を一時的に離れて、景色を見たり、おいしいものを食べたり、よい刺激を受けることで自律神経が整います。これを、“転地効果”と言い、心身の状態が良くなるんです」(前出の早坂氏)
それではさっそく、全国の温泉を北から紹介していこう。